第648回 新チームでは打撃型のチームに変貌遂げる 福知山成美女子硬式野球部【後編】2019年12月21日

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【目次】
[1]新チームでは自分たちのカラーを
[2]走り方の重要性について

前編はこちらから!
人数少ない3年生が奮起した夏の戦い 福知山成美女子硬式野球部【前編】

新チームでは自分たちのカラーを



ランメニューに取り組む福知山成美ナイン

 自分たちの持てる力は出し切った。新チームでは3年生が見せてくれた全員野球を引き継ぎながら、自分たちのカラーを模索している。長野監督も「自分たちで考えていこうという姿勢は頼もしいですね」と彼女たちの姿勢を高く評価している。

 夏は大エースの左川を中心にロースコアの接戦を守り勝つチームだったが、新チームでは打撃型のチームに変貌を遂げている。長野監督によると、打率が3割を超えている打者の数は旧チームよりも多いそう。特に1年生ながら夏のレギュラーに名を連ねた神野と高橋咲耶(1年)は「打線に勢いづける打撃ができるので頼もしい2人です」と期待を寄せる強打者だ。

 一方で大黒柱が抜けた投手陣は継投策で勝負。右腕の楠本とも子(2年)藤井亜子(1年)、三浦ひより(1年)が先発型、左腕の中塚依莉(2年)と山口舞桜(2年)がリリーフ型とタイプが分かれている。

 どの投手にもエースになりたいという気持ちは当然のようにあるだろう。それでも中塚は「一緒に戦える仲間がいるからこそ頑張れている部分がある」と話す。彼女たちにとって他の投手はライバルでもあり、励みにもなる存在だ。互いを高め合いながら成長を続けている。

 投手力の高さを見せつけたのが、新チーム最初の公式戦となる8月の女子硬式野球ユース大会。2試合で完封勝利を収めて、準決勝進出という結果を残した。エースが抜けた直後の結果としては上々だろう。長野監督も「よくできた方だと思います」と選手たちの頑張りを高く評価した。

 投手陣が健闘した一方で準決勝のクラーク記念国際線は0対4の完封負け。U-18日本代表にも選出された世代屈指の投手である小野寺佳奈(2年)を打ち崩すことができなかった。「持っているボールが違いますね」と言わしめるほどの好投手に抑え込まれ、それ以降は打撃練習に力を入れている。

 選抜のポイントについても「どれだけ打てるかというところだと思います」と話す長野監督。投手は継投で相手を翻弄しながら打ち勝つ野球が目標だ。

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