第642回 鞍手(福岡) 18人の野球部が強豪に勝つために必要な3つの伝統【後編】2019年11月21日

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【目次】
【鞍手(福岡)の練習の模様をギャラリーで】
[1]受け継いできたミーティング、そして粘りと繋ぎがチームの核
[2]鞍手が野球で筑豊を熱くする

鞍手が野球で筑豊を熱くする



筑豊地区を盛り上げる鞍手野球部の新たな歴史をつくりたい

 とはいえチームは4回戦で敗退し、ブロックを突破できずに2019年の公式戦をすべて終えた。秋を振り返り、甲斐監督は、「チームが出来上がる前で試行錯誤をしている段階でしたが、実戦でのミスが多かった」と語る。

 しかし大会を通じて「試合の進め方や考え方。単純に打つとか守る、走るではなく、繋ぐという部分がわかってきました。チームにまとまりが出てきて、チームや組織が成長したと思います」と鞍手らしさが徐々に出てきたことに手ごたえを感じている。

 そして冬場は、「選手それぞれの体が出来ていないので、体づくりです。回数をこなしてそれぞれが力を付ける。個人の能力を開花、成長させて繋いでいけるようにしたい」と底上げをテーマにしている。

 2年生同士のつながりを強めて、チームを引っ張ってきた村上恵一郎主将は「秋はバッティングが良かったですが、一冬超えると私立の投手は良くなるので、そういった投手を打てるようにしたい」とチームカラーになりつつあるバッティングの強化を課題に挙げた。

 吉野副将は、「バッティングはこの調子でいけばさらに強化できそうですが、秋はエラーが多かったので、守備と投手が課題です」と弱点克服も挙げた。
 たしかに、強みを伸ばすのも、弱点克服もどちらも重要だ。それに加えて、鞍手野球の伝統でもある「粘り」と「繋がり」を引き継ぎ続ければ、鞍手はさらに強いチームへと育っていけるはずだ。過疎化で寂しくなってきている筑豊地区を鞍手が野球で盛り上げる。そんな夏になることを心から楽しみにしたい。

(取材・編集部)

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