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第619回 「史上最高」の夏が残したもの。そして後輩たちへ送るメッセージ 神村学園三年生座談会【後編】2019年10月30日

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【目次】
【神村学園三年生座談会の様子をギャラリーでチェック!】
[1]高岡商戦では想定外の攻めに苦戦した
[2]後輩にも再び甲子園に行ってほしい

 「『史上最低』から『史上最高』を目指そう」

 今年、神村学園は2年ぶり5回目の夏の甲子園の切符を手にした。過去4回出た夏は初戦突破が最高戦績。「チーム史上初の2勝、それから8強、あわよくば全国制覇」(小田監督)を目指した甲子園では初戦で佐賀北との九州対決を制し、2回戦進出。高岡商(富山)に1点差で敗れた。チームの「史上最高」を更新することはできなかったが、過去の先輩と肩を並べることができた3年生4人に夏の思い出を振り返ってもらった。

 後編では甲子園での2回戦・高岡商戦を中心に振り返ってもらった。

<メンバー>
松尾 将太(主将・捕手)

松尾 駿助(遊撃手)

森口 修矢(中堅手)

田本 涼(一塁手)

前編はこちらから!
「史上最低」のチームが挑んだ甲子園までの過程 神村学園三年生座談会【前編】

高岡商戦では想定外の攻めに苦戦した



座談会中の様子

- 2回戦の相手が高岡商(富山)。初戦からどんなことを意識して準備しましたか?

松尾将 「佐賀北戦の序盤は良かったですが、中盤から終盤にかけて締まりがなく、緩んだ部分があったので、次はそういうことがないようにしようと準備していました。」

松尾駿 「相手投手はサイドスローということでしたが、監督さんからも思った以上にボールがきていて、配球も初戦とは変えてきて僕たちの苦手なところを突いてくるだろうといわれていました。そういった部分の対策をして試合に臨みましたが、実際に打席に立つと対策していたのと違うボールで攻められたりしたので、特に前半は思うように攻められなかったです。」

森口 「相手の捕手が急造だと聞いていたので、盗塁はできると思っていましたが、試合では特に前半全く塁に出られなくて、足でかき回す展開にもっていけませんでした。」

田本 「狙い球をどうするかなどは試合前にいろいろ考えていましたが、実際には直球を狙う選手がいたり、スライダーを狙う選手がいたりで、チームとして全く絞り切れていなかったのが後々まで尾を引きました。」

- 相手の荒井投手はどんな投手でしたか?

松尾将 「思った以上に手元で回転の良いボールがきたり、内に入ってくるボールがシュート回転してきたりして、打ちにくかったです。」

- 相手投手の攻略が難しければ、その分守備で踏ん張らなければならないところで、4回裏に先に失点してしまいました。

松尾将 「(田中)瞬太朗的には初戦よりも緊張感がとれて、平常心で投げられていただけに、僕がもう少しうまくリードしてあげるべきでした。暴投になってしまったボールもしっかり反応し切れませんでした。」

- 中盤以降、6、7回と先頭打者が出て、松尾駿君のセンター前タイムリーで1点を返すことができました。

松尾駿 「荒井君への対策としては外角のボールを打ち返すということを考えていたのですが、それを逆手に取られて、内角のシュート回転のボールを狙って投げられて、それを詰まらされたり、カウントを取られていた。監督さんからも後半は内側に来るボールをファーストストライクからしっかり狙って打てという指示が出ていたので、その通りに結果が出て良かったです。」

【次のページ】 後輩にも再び甲子園に行ってほしい

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田本 涼(神村学園) 【選手名鑑】
松尾 駿助(神村学園) 【選手名鑑】
松尾 将太(神村学園) 【選手名鑑】
森口 修矢(神村学園) 【選手名鑑】
神村学園 【高校別データ】

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プロフィール

政純一郎
政 純一郎(つかさ・じゅんいちろう)
  • 生年月日 1974年12月18日
  • 出身地 鹿児島市
  • ■ 経歴
    鶴丸高校―同志社大
  • ■ 鹿児島新報で6年間スポーツ担当記者。2004年5月の同社廃刊後、独立
  • ■ 「スポーツかごんまNEWS」を立ち上げ、野球、バスケットボール、陸上、サッカーなど主に鹿児島のスポーツを取材執筆する。2010年4月より奄美新聞鹿児島支局長を兼務
  • ■ 著書に「地域スポーツに夢をのせて」(南方新社)「鹿実野球と久保克之」(同、久保氏と共著)
  • ■ Webでは「高校野球ドットコム」、書籍では「野球小僧」(白夜書房)「ホームラン」(廣済堂出版)「陸上競技マガジン」(ベースボールマガジン)「月刊トレーニングジャーナル」(ブックハウスHD)などに記事を寄稿している。
  • ■ 野球歴は中学から。高校時代は背番号11はもらうも、練習試合に代打で1打席、守備で1イニングの試合経験しかない。現在はマスターズ高校野球のチームに所属し、おじさんたちと甲子園の夢を追いかけている
  • ■ フルマラソンの自己ベスト記録は3時間18分49秒(2010年のいぶすき菜の花マラソンにて)。野球とマラソンと鹿児島をこよなく愛する「走るスポーツ記者」

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