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第629回 大隅から甲子園の夢、再び! 尚志館(鹿児島)【前編】~団結力とパワーで上り詰めた大舞台~2019年07月08日

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【目次】
【尚志館の練習の模様をギャラリーでチェック!】
[1]大隅半島の団結力
[2]パワーアップで6年ぶり九州大会へ

パワーアップで6年ぶり九州大会へ



アップをする尚志館の選手たち

 尚志館は6年前センバツに出た頃と同じく、攻撃重視の強打の野球を掲げている。今年のチームは福重圭誇、窪田翔太、是枝丈一郎、平安山亜門、中軸を担う3年生を中心に破壊力は県下トップクラスの力がある。日々の練習の中でも振り込み、打ち込みの数をこなすのが基本。近年は加えて、ウエートトレーニングを中心とするフィジカルトレーニングを通年で取り入れ、体作り、パワーアップを図っている。

 元々、冬場は毎週火、木曜日に専門の指導者に来てもらい、専門的なトレーニングを取り入れていた。シーズンに入ると野球中心の練習になっていたが「トレーニングは定期的に継続しなければ、維持、向上につながらない」(鮎川監督)と判断し、シーズン中も毎週火曜日は指導者に来てもらってボールを使わず、トレーニングするようになった。

 5月の南日本招待野球・桐光学園戦で2ランを放つなど、不動の4番の雰囲気を醸し出す窪田は昨夏179センチ、79キロだった体型が、1年間のトレーニングを経て180センチ、85キロになった。1年生の夏、3回戦で樟南に0対9でコールド負けした試合を目の当たりにしたとき、「いつか自分たちがこのチームを倒す」と誓って以降、真剣にバットを振り、トレーニングに励んで着実に力をつけた。春の鹿児島大会でホームラン3発を放った福重圭誇は「1年の時はフェンス手前で失速していた打球がフェンスを越えるようになった」と成果を話す。

 昨秋前の大隅地区大会を制し、シード校として臨んだ県大会は、枕崎の左腕・上野 倖汰(3年)を打てず、4回戦で姿を消した。「結果を残せなくて苦しかった。冬場は左投手対策を徹底してやった」と長元瑛希主将(3年)。左投手対策や身体づくりの成果もあり、この春の鹿児島大会は鹿児島情報れいめいといった強豪私学に打ち勝って4強入りし、13年春センバツ出場以来となる地元・鹿児島開催の九州大会出場を勝ち取った。

 前編はここまで。後編では上のステージで突き付けられた尚志館の課題について。そして夏への意気込みを伺いました。後編もお楽しみ!

【後編を読む】大隅から甲子園の夢、再び! 尚志館(鹿児島)【後編】~6年ぶり甲子園へ、守り切って周りの期待に応えたい~

(取材・政 純一郎

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尚志館 【高校別データ】

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プロフィール

政純一郎
政 純一郎(つかさ・じゅんいちろう)
  • 生年月日 1974年12月18日
  • 出身地 鹿児島市
  • ■ 経歴
    鶴丸高校―同志社大
  • ■ 鹿児島新報で6年間スポーツ担当記者。2004年5月の同社廃刊後、独立
  • ■ 「スポーツかごんまNEWS」を立ち上げ、野球、バスケットボール、陸上、サッカーなど主に鹿児島のスポーツを取材執筆する。2010年4月より奄美新聞鹿児島支局長を兼務
  • ■ 著書に「地域スポーツに夢をのせて」(南方新社)「鹿実野球と久保克之」(同、久保氏と共著)
  • ■ Webでは「高校野球ドットコム」、書籍では「野球小僧」(白夜書房)「ホームラン」(廣済堂出版)「陸上競技マガジン」(ベースボールマガジン)「月刊トレーニングジャーナル」(ブックハウスHD)などに記事を寄稿している。
  • ■ 野球歴は中学から。高校時代は背番号11はもらうも、練習試合に代打で1打席、守備で1イニングの試合経験しかない。現在はマスターズ高校野球のチームに所属し、おじさんたちと甲子園の夢を追いかけている
  • ■ フルマラソンの自己ベスト記録は3時間18分49秒(2010年のいぶすき菜の花マラソンにて)。野球とマラソンと鹿児島をこよなく愛する「走るスポーツ記者」

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