第629回 「甲子園は毎年行かなければならない」を実現するために夏連覇に挑む 益田東【後編】2019年07月15日

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[1]“行かなくてもいい場所”から“行かなければならない場所”に
[2]「来てよかった」と思ってもらえる野球部に/夏連覇に向けて

 県内では2011年の開星が達成して以来の夏連覇に挑む益田東。そのためにどのような取り組みを行っているのか。益田東の練習を覗いてみた。

前編はこちら!
野球部は大きなファミリー!母校を率いる指揮官の熱い思い 益田東(島根)【前編】

“行かなくてもいい場所”から“行かなければならない場所”に



学校からグラウンドへと続く急勾配の坂。「甲子園坂」の愛称で親しまれる

 「格好つけた言い方になってしまいますが、『今のまま甲子園に行ってはならない』という気持ちがあったのかもしれません」

 就任以降、甲子園に近づきながらも届かなかった時期の心境を、こう表現した大庭監督。そして、こう続けた。
「極端な話、『甲子園に行かなくてもいい』と思っていたんです。高校野球で一番大切なのは、『ここに来てよかった。お父ちゃん、お母ちゃんありがとう!』という思いを持って引退することだと思っています。そう思ってもらえるように指導すること、感謝の思いを持てる人間を育てていくこと。それの妨げになるくらいなら、甲子園に出なくても構わないと本気で思っていたんです」

 決して強がりではなく、「人間力を育てることが、甲子園出場の一番の近道」という信念もあった。しかし、昨年聖地を踏みしめたことで、その考えを改めたという。

 「昨年出場させていただいて、『甲子園は出ないといけない場所だ』と実感しました。あれだけ選手たちが輝いて、成長できる場所、応援してくださる方々、学校関係者を含めて、みんなの心をひとつにする場所は他にありません。『甲子園に出なくてもいい』は出てから言わないといけなかったな…と反省しています(苦笑)。技術よりも“人”を育てていく、という方針は変わりませんが、その先で甲子園出場を目指していく。それも時々ではなく、毎年本気で狙っていく。そうするべきだと考えが変わりました」

【次のページ】 「来てよかった」と思ってもらえる野球部に

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