目次

[1]智辯和歌山との試合を糧に
[2]硬式野球部創設10年目の節目を甲子園初出場で飾る

 智辯和歌山市立和歌山が力を見せている和歌山県において近年、存在感を示しているのが和歌山東だ。軟式野球部から硬式野球部に移って今年で10年目。今年はドラフト候補右腕の落合 秀市(3年)を擁して初の甲子園出場を狙っている。ここ数年で注目度を上げてきた和歌山東はどんなチームなのだろうか

 硬式に変わって僅か10年のチームが甲子園へ挑む!経験と自信を積んできた和歌山東(和歌山)【前編】

智辯和歌山との試合を糧に



野口投手(左)と落合投手(右)

 智辯和歌山戦では思うような投球ができなかったが、野口聡大は落合 秀市と並んで軸になることを期待されている投手。米原監督は野口に対して夏への奮起を促している。

 「夏の大会は野口が一本立ちして投げてくれないと甲子園はないよと言っています。落合も連投が利く子じゃないのでね。スライダーとチェンジアップが良くてストレートも138キロまで出るようになりました。角度もあるので、四球さえ出さなければ。ここ最近は良い投球が続いています」

 そして気になるのが落合だ。春季大会後も各地の練習試合で好投し、プロのスカウトやメディアからの注目を集めている。そんな落合だが、高い志を持って入部してきたわけではなく、「1年間は僕とほぼ会話していないんじゃないかな」と米原監督は振り返る。

 「会話したら辞めるなと思ったんです。当時は若いコーチがいたので、一緒に遊びながらやらせていました。マイペースでよくここまで伸びたと思いますね」

 落合について「精神的な年齢が低い」と厳しめに評価する米原監督だが、試合になればエースとして頼りになる存在だ。特にセンバツ8強入りした智辯和歌山市立和歌山と対戦する時には落合の出来にかかっていると指揮官は見込んでいる。

 「智辯和歌山市立和歌山と当たる時は落合がどんな投球をするかで変わります。失うものはないので、どんどん攻めていくと思います。最初の方に当たっちゃえばいいと思うんですよね。初戦だと落合も元気だと思うので、プレッシャーになると思いますよ。ウチはプレッシャーないですけど、向こうはプレッシャーありますからね」

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