第634回 判断力と決断力を磨く15分間!考えて選手を伸ばす 都立杉並(東京都)【前編】2019年07月03日

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【目次】
【都立杉並の練習の様子をギャラリーでチェック!】
[1]短い時間で様々な練習をし、判断力や決断力を鍛える
[2]考える力を養って能力を伸ばす

 去年の夏、甲子園ベスト4まで勝ち上がった日大三を、あわや大金星というところまで苦しめた都立杉並高校。この夏も躍進が期待される都立杉並の強さの秘密はどこなのか。前編では、その練習方法に迫ります。

短い時間で様々な練習をし、判断力や決断力を鍛える



練習中の都立杉並の選手たち

 練習のテンポが速い。
 これが都立杉並の第一印象だ。

 マネージャーが常に15分でタイムを計測し、時間になれば大きな声で合図を送る。この合図とともにメニューがどんどん進んでいく。目まぐるしく練習が変わる驚きの状況。

 都立杉並はレフト95m以上、センター100m、ライト80mのグラウンドで18時30分の完全下校までの3時間練習を行っている。都立杉並ではこの環境を最大限に活かすためにテンポを速くしているのかと思い、田北 和暁(たきた かずあき) 監督にテンポの速さの意図を聞いてみた。

 すると、田北監督はこう語る。

 「野球って間はあるんですけど、それは5分とか10分はないんです。いかに短い時間の中で考えて動いていけるのかが大事なんです。
 今日は15分でいろんな練習をやりましたが、こっちはある程度内容を選手に言っているだけで、順番はこっちでランダムに決めています。こうすることで少ない時間ですが、判断力や決断力を磨いています。」

 都立杉並では年間を通じて、様々な練習メニューをこなし、経験値を積んでいく。試合中の突然の出来事にも瞬時に対応するために、田北監督なりの判断力や決断力を磨く訓練を選手に課している。

 田北監督がそこで見たいのが、選手たちの対応だ。

 「予測困難な練習メニューに困惑することなく、スムーズに練習に打ち込める選手ほど、試合での突然の出来事に対応できている。逆にテンポよく変わる練習に対応が間に合わない選手は試合でもうまくいかないことが多いですが、やろうとする選手は成長しています」と田北監督は語る。

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