第630回 どんな結果でも日本一を追求しつづける毎日は変わりない 大阪桐蔭【後編】2019年06月18日

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【目次】
【大阪桐蔭の練習の様子をギャラリーでチェック!】
[1]春はベスト16だったが、チームは着実に成長できている
[2]貴重な招待試合でチームを強化し、夏の大阪を制する!

 6月17日から大阪桐蔭特集がスタート!17日連続で記事を掲載していきます。大阪大会夏3連覇を狙う大阪桐蔭の選手たち、OBたちを取材し、大阪桐蔭の魅力をたっぷり伝えていきます。まずは今年の大阪桐蔭ナインに迫っていきます。

 昨年、史上初の二度目の春夏連覇を飾った大阪桐蔭。この夏も多大な注目を浴びて大会を迎えることになるだろう。
 今年は神宮大会以外の主要大会を制した昨年と違い、秋は近畿大会ベスト8、春は大阪大会ベスト16と思うような結果を残すことができていない。常に多大な注目度されてきた昨年のチームとは違い、今年の選手はどう過ごしてきたのかは、あまり知られていない。

 後編では西谷監督が語る大阪府で勝ち続ける事の厳しさや、招待試合について書いていく。

前編はこちら!
夏の全国連覇を目指して、大阪桐蔭の現在地【前編】

春はベスト16だったが、チームは着実に成長できている



上着を着てアップをする大阪桐蔭の選手たち

 夏の大阪大会はシード制がないのが特徴だ。だから1回戦から秋、春の上位チームと対戦する可能性がある。
 さらに真夏の中、試合間隔が短い中、優勝するには7試合~8試合を戦い抜かなければならない。

 西谷監督は
 「皆さん履正社さんと言いますが、履正社さんはもちろん強いですけど、それ以外にも良い学校はいっぱいあります。大阪はいつどこと当たるか分からない、そういうサバイバル的なところは、どこの他府県も皆さんレベルは高いですけど、簡単ではない都道府県であるとは思います。どこと当たるか、いつ当たるか分からないので、作り方としては常に全力でやらないと。それが大阪の戦い方だと思います」

 大阪桐蔭は5月~6月の期間は強化練習期間に入っているが、アップでは上着にグラウンドコートを着て、トレーニングを行う。ランニング、体幹トレーニングと地味な練習を繰り返し行う。

 西谷監督は「きつい日程になるのですが、夏の大阪は大変ですけど、どうこう言ってられないですし、そこで勝って今度は全国で勝つ力をつけないといけないですから」

 大会が終わってから1ヶ月は、個人の能力を高めることをテーマにやってきた。

 西谷監督は「強みを出す、そして多くの投手を見い出す前に負けてしまった」と語るように、昨年、大阪7試合+近畿3試合合わせて10試合できたが、今年は4試合しかできなかった。
 それでも練習試合と練習のサイクルを繰り返し、西谷監督は「チームとしての勝ち星は重ねられなかったですし、公式戦の数は足らなかったですけど、成長してきているとは思っています」と見ている。主将の中野は選手たちへ接戦の強さを求め、「試合中のミーティングで『もっと粘っていこう』であったり『しぶとさを出していこう』という声が掛かるようになってきているので、そこはチームとして意識づけられていると思います」と団結力は高まっていると語る。

 全体的に投手、打者が伸びてきた。投手では春季大会で先発投手として活躍した藤江 星河、速球派右腕の中田唯斗、先発型右腕の新井 雅之の3人が中心。さらに本格派右腕・縄田 渉も招待試合に登板。昨年から公式戦や招待試合の経験がある河野 大地。近畿大会で登板のある左腕・高野 裕輝がいる。

 打者では去年から出場している主将の中野 波来、二塁手・宮本 涼太、三塁手・山田 優太が目立っていたが、今年は昨秋からレギュラーだった西野 力矢船曳 烈士だけではなく、あまり出場機会がなかった加藤 巧也が伸びている。
 「元々はショートでスタートしていたのですが、サード、セカンド、ファーストもやらせています」

 加藤は打撃練習から無駄のないスイング軌道でボールを捉え、鋭い打球を連発した。春では3番でスタメン出場することもあり、さらに複数ポジションを守れ、日増しに評価が高まっている。

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プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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