第624回 虎視眈々とチームを仕上げ、夏の福岡を一気に捲る 東海大福岡(福岡)【後編】2019年05月25日

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【目次】
【東海大福岡の練習・試合の様子をギャラリーでチェック!】
[1]三者三様で良い仕上がりを見せている投手陣
[2]出でよ、3人目のポイントゲッター

 東海大福岡と言えば、2017年の選抜甲子園大会に出場して、清宮 幸太郎を擁する早稲田実業などを破ってベスト8に進出したことが記憶に新しい。
 今年のチームも秋季福岡県大会ではベスト16、春季福岡県大会でもベスト16と、相変わらず堅実な強さを維持しているが、当時のメンバーを知る3年生の選手たちからすれば、物足りない成績であることは言うまでもないだろう。

 前編では、杉山監督が考えるチームの課題について迫ったが、後編では杉山監督が考える今年のチームの具体的な方向性や、夏に向けた選手たちの意気込みに迫っていく。

◆キーワードは「配球を読む力」 東海大福岡(福岡)に今なお息づく原貢氏の野球観【前編】

三者三様で良い仕上がりを見せている投手陣



練習後、夕日に包まれる中でランニングを行う選手たち

 夏に向けて、主力選手が揃い始めた東海大福岡であるが、今年の福岡県は何と言ってもレベルが高い。全国レベルのチームがひしめき合い、まさに戦国時代とも呼べる状態であるが、杉山監督はすでにチームは、夏の福岡県を戦い抜くための「仕上げ」の段階に入っていると話す。

 「ゴールデンウィークからは、90名いる部員を3分の1くらいに絞って練習を行います。学校を終えた後の練習時間を考えると、30人ぐらいで絞った中での練習になってきます」

 その中で杉山監督が掲げる、今年のチームの浮上のポイントは大きく2つある。
 まず一つ目は投手運用だ。
 今年の東海大福岡の投手陣を支えているのは、重田正輝、大久保啓、高橋歩夢の3投手であるが、杉山監督はこの3人の起用方法をこれから詰めていくことを、「仕上げ」の第1ミッションとして挙げる。



秋、春と背番号1を背負った重田正輝(東海大福岡)

 「これまではエースがいて、場合によってはリリーフを仰ぐといった戦い方をしていましたが、今年に関しては三者三様で、みんな悪くありません。
 ですが、やはり二回り目になると相手も研究してきます。具体的なやり方(投手運用方法)については、これから試しながらやっていこうと考えています」

 秋、春と背番号1を背負い、チームの主戦となった重田は、杉山監督の起用法に対して信頼を口にし、その上で自らが獅子奮迅の投球で、チームを甲子園に導いていくことを強く意気込む。

 「杉山監督はすごい経験をお持ちの方なので、投げろと言われたところで精一杯投げて、自分がチームを甲子園に連れて行くぐらいの気持ちでやっていきたいと思います」

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