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第611回 勝つ確率の向上を呼び込む徹底力とフィジカルでまだ見ぬ景色は甲子園で見る!明石商【後編】2019年03月30日

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【目次】
【明石商の練習の様子をギャラリーでチェック!】
[1]徹底力はどこにも負けない
[2]トレーニング改革が呼び込んだ充実のフィジカル/甲子園で見たことがない景色を見てみたい

 後編では、「確率」と「トレーニング」の2つのキーワードにスポットを当てる。それらが明石商にもたらす効果とは何なのか。彼らの野球の神髄に迫ります。

 一事が万事。明石商の緻密な野球は想像以上の手間暇が詰まっていた!【前編】

徹底力はどこにも負けない



走者をつけて常に実践を想定する明石商の選手たち

 無死、もしくは1死二塁の場面で三塁前にゴロが飛んだシーンで「どこまでの当たりなら二塁走者は三塁へ進塁可能なのか」というテーマひとつとっても、チーム全体で徹底的に向き合った。

 「走者付きのノックを繰り返しながら進塁可能な打球と二塁に戻るべき打球を見極める作業をオフの間もずっと続けました。瞬時の判断が要求されますし、そこまでやっても試合本番で成功するかどうかはわからないけど、できる確率は上げて行かなければいけない」

 インタビュー中、狭間善徳監督は「確率」というワードを幾度も口にした。

 「右打者を追い込んだバッテリーがストライクからボールになる外の変化球を投げた時には三遊間寄りに守ったほうがアウトを奪える確率は高い。そんな時に三塁ライン寄りに守ってしまう選手が試合に出ていたらアウトを奪える確率が低くなってしまう。
 外野手には『投球が低いと思った瞬間に前へ歩きなさい』と伝えています。頭上を越される確率よりも前方に飛ぶ確率のほうが高くなるわけですから。野球は確率のスポーツ。確率を少しでも上げる姿勢が最善の備えにつながり、勝つ確率の向上を呼び込む。そう信じています」

 重宮涼主将は「うちの徹底力はどこにも負けないと思う」と証言した。

 「正直、入部した時はびっくりしました。ここまでやるのかと。勝つための執念がすごい。勝つ確率を少しでも上げるための徹底力がすごい。ひとつひとつしっかりつぶしていきますから。徹底力は明石商野球部の大きな武器だと思っています」

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