第610回 一事が万事。明石商の緻密な野球は想像以上の手間暇が詰まっていた!【前編】2019年03月29日

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【目次】
【明石商の練習の様子をギャラリーでチェック!】
[1]上達を後押しする至高のダイヤモンド
[2]練習試合ラッシュで始まった新チーム/妥協知らずの課題つぶし

 昨秋は4季連続となる兵庫制覇を果たし、近畿大会では決勝で龍谷大平安に惜敗を喫したものの3年ぶり2度目の選抜出場切符をつかんだ明石商。県内相手の公式戦は目下、27連勝中。センバツ大会を控えた兵庫の雄の練習グラウンドを訪問すべく、学校が位置する兵庫県明石市へ向かった。

上達を後押しする至高のダイヤモンド



綺麗にならされたグラウンドで連取をする明石商の選手たち

 (いかにもイレギュラーしなさそうな綺麗な内野グラウンドだなぁ…)

 校舎に隣接するグラウンドに到着し、真っ先に驚かされたのが、黒土が敷き詰められた内野部分の質の高さだ。手入れがしっかり行き届いていることが伝わってくるダイヤモンドは阪神甲子園球場の内野部分を彷彿とさせる。公立高校のグラウンドでここまで段差のない状態のインフィールドはなかなかお目にかかれない。

 「あ、これ、甲子園と同じ土なんですよ」
 バックネット裏で出迎えてくれた狭間善徳監督の言葉に合点がいった。聞けば、甲子園球場のグラウンドを管理している会社に委託し、数年前に内野部分の土の総入れ替えを実施。その後も定期的にメンテナンスを施す契約を結んでいるのだという。

 「マウンドの高さも甲子園と全く同じにしてもらいました。イレギュラーがほとんどなく、思い切りできるから内野手もうまくなる。やっぱりイレギュラーがあるかもと思いながら練習すると余計な力が入ってしまいますからね」

 就任12年目の狭間監督。高校野球の監督として過ごした日々は、指導者生活28年の約半分を占めるまでになった。高知・明徳義塾中軟式野球部監督として全国大会優勝に4度導いた後、高校野球の土俵に立ったのが42歳の時。無名の公立校を激戦区・兵庫を代表するチームに育て上げた名将は、記憶の目盛りを昨年の8月に合わせ、3度目の甲子園出場を成し遂げた現チームを結成時から振り返った。

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