目次

[1]大分中~大分高の選手たちが主力選手へ成長
[2]甲子園を意識してキビキビとした行動を

 今年の選抜で初出場を決めた大分。近年では、2014年と2016年に夏の甲子園に出場しているが、初めてセンバツへ向けて、どんなチーム作りをしているのかを伺った。

大分中~大分高の選手たちが主力選手へ成長


 今年の主力選手は昨夏大分大会初戦敗退の悔しさを味わっている。レギュラーだった江川侑人は悔しさのあまりなかなか切り替えることができなかった。それでも先輩たちの励ましもあり、新チームへ向けて動き出した。

 今年に関しては松尾監督からの期待が高かった。なんといっても第44回日本選手権大会に出場した大分中野球部(大分明野リトルシニア)出身の選手が多く、江川、主将の足立 駿、一塁・中尾 拓士など多くの主力選手が大分明野シニア出身。中高一貫を敷く大分にとっては勝負の年だったのだ。

 まず固めたのはディフェンス面。まず松尾監督は正捕手・江川の働きを高く評価した。

 「真面目で、本当に野球が好きですし、いろいろな面で勉強できる選手ですから、中心となって活躍してくれたと思います」

 小学校時代からバッテリーを組む長尾 凌我とのコンビネーションは絶妙だった。長尾はストレートの球速は120キロ後半と決して速くない。だが、制球力が優れているだけではなく、松尾監督は頭脳も優れていると語る。

「普通に受験すれば、大分県トップの進学校も合格できるほどの学力があり、自分の課題克服に向けて取り組むことができる投手です。

 長尾は制球力が高いので、わざと3ボール0ストライクにして、そこから駆け引きで打ち取る場面もありました。長尾と江川のバッテリーは小学校からなので、意志疎通ができているかなと思います」

 長尾は防御率1.99を記録し、九州大会4強入りの原動力へ成長。ディフェンス面では松尾監督が絶大な信頼を寄せるほどとなった。現在、センバツへ向けての課題は「打撃力アップ」となっている。

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