第590回 創部105年目に「春が来た」! 新たな一歩に地元の期待も高まる 石岡一(茨城)【前編】2019年03月13日

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【目次】
【石岡一の練習の様子をギャラリーでチェック!】
[1]地域に根差したチームが聖地へ向かう
[2]現在取り組む課題

現在取り組む課題



ベンチ前の選手たち

 そんなチームだから、街を挙げての応援体制も盛り上がっている。
 石岡市は旧八郷町と平成の大合併で人口8万人弱の都市となった。地域の人たちも地元からの甲子園出場を祝福しており、石岡駅には至るところに応援や祝福の横断幕や幟が溢れている。選手たちは、その期待に応えるべく、これまでに増して気持ちを込めて練習に励んでいる。

  2月26日、折しも、茨城県庁への出場挨拶の儀式があった。それを終えて帰ってきた酒井淳志主将は、「いよいよだなっていう感じが高まってきました。(県庁への挨拶は)緊張しましたけれども、気持ちも新たになりました」と、開幕まで1カ月を切った中での緊張感と意識の盛り上がりを味わっている。

 主将としては、「周りが思い切ってプレーできるような環境づくりを目指して、チームで信頼し合えることを目標としてきました」と言う。秋季大会を通じてチーム自体に関しては、「投手の岩本 大地を中心として、守備でリズムを作ることは出来ました」と感じていた。



酒井 淳志 主将

 しかし課題としては、「もっと野手の援護も必要だと感じた」というのも実感である。そのために、チームとしては「高めの球の打ち方、タイミングの取り方を課題として取り組んでいる」と言う。

  下級生ながら県大会では4番打者を任された飯岡 大政君は、「4番としての勝負強さは、少しですが出来たと思います」と自信は示した。とはいうものの、「準決勝では、タイムリーは打てたものの、その後の苦しい場面で一本が出せなかった」と反省。

 さらには、自身の守りのミスで試合を落としたということもあって、悔しさは一入でもあった。だから、秋季大会には個人的には満足はしていないという。

 「緊張が続く長い試合の中で、ミスをしないという精神力と集中力をつけるための練習をやって、普段の練習から自分にプレッシャーをかけるようにしています」と、精神的な部分も強化に努めている。打撃面でも、ここ一番での勝負強さを磨き、逆方向へ強い当たりを打てるようにしていくという課題に取り組んでいる。

前編ここまで!後編では守備力強化に取り組む理由や秋季大会について振り返ってもらいました。

(文・手束 仁

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プロフィール

手束仁
手束 仁
  • 生年月日:1956年
  • 出身地:愛知県
  • ■ 経歴
     愛知県知多市出身。半田高→國學院大81年卒。大映映像事業部など映像会社で、映画・ビデオなどの販売促進、営業等を経て、編集プロダクションに10年勤務後独立。
     99年に『熱中!甲子園』(双葉社)を仕掛け、を刊行。同年に『都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社・刊)で本格的にスポーツ作家としてデビュー。99年12月に、『アンチ巨人!快楽読本』(双葉社)を企画編集・執筆。その後、『ふたりの勇気~東京六大学野球女子投手誕生物語』、『高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)などを相次いで刊行。さらに話題作となった『甲子園出場を目指すならコノ高校)』(駿台曜曜社)、『野球県民性』(祥伝社新書)、『プロ野球にとって正義とは何か』、『プロ野球「黄金世代」読本』、『プロ野球「悪党」読本』(いずれもイースト・プレス)などを刊行。
     さらには『高校野球のマネー事情』、『スポーツ(芸能文化)名言』シリーズ(日刊スポーツ出版社)、『球国愛知のプライド~高校野球ストーリー』などがある。
     2015年には高校野球史を追いかけながら、大会歌の誕生の背景を負った『ああ栄冠は君に輝く~大会歌誕生秘話・加賀大介物語』(双葉社)を刊行し18年には映画化された。

     スポーツをフィルターとして、指導者の思いや学校のあり方など奥底にあるものを追求するという姿勢を原点としている。そんな思いに基づいて、「高校生スポーツ新聞」特派記者としても契約。講演なども國學院大學で「現代スポーツ論」、立正大で「スポーツ法」、専修大学で「スポーツジャーナリズム論」などの特別講師。モノカキとしてのスポーツ論などを展開。
     その他には、社会現象にも敏感に、『人生の達人になる!徒然草』(メディア・ポート)、『かつて、日本に旧制高等学校があった』(蜜書房)なども刊行。文学と社会風俗、学校と教育現場などへの問題提起や、時代と文化現象などを独自の視点で見つめていく。 そうした中で、2012年に電子メディア展開も含めた、メディアミックスの会社として株式会社ジャスト・プランニングを設立。新たなメディアコンテンツを生み出していくものとして新たな境地を目指している。
  • ■ 著書
    都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社) 
    甲子園への助走~少年野球の世界は、今』(オーシャンライフ社)
    高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)

    話題作となった
    甲子園出場を目指すならコノ高校(増補改訂)』(駿台曜曜社)
    スポーツ進学するならコノ高校
    東京六大学野球女子投手誕生物語~ふたりの勇気』(三修社)
    三度のメシより高校野球』(駿台曜曜社)
    スポーツライターを目指す人たちへ~江夏の21球の盲点』(メディア・ポート)
    高校野球に学ぶ「流れ力」』(サンマーク出版)
    野球県民性』(祥伝社新書)
    野球スコアつけ方と分析』(西東社)
    流れの正体~もっと野球が好きになる』(日刊スポーツ出版社)NEW!
  • ■ 野球に限らずスポーツのあり方に対する思いは熱い。年間の野球試合観戦数は300試合に及ぶ。高校ラグビーやバレーボール、サッカーなども試合会場には積極的に顔を出すなど、スポーツに関しては、徹底した現場主義をモットーとしている。
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