第615回 監督就任1年目の中村監督が掲げるのは「コミュニケーション力」久留米商(福岡)【中編】2019年04月03日

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【目次】
【久留米商の練習の様子をギャラリーでチェック!】
[1]地域に根ざしたチームを!
[2]1人ではない!広い視野で周りを巻き込む


 中村 祐太監督(久留米商)は、11月に久留米商の監督に就任したばかりである。まさに今年の春が監督師としての初陣であり、監督元年と言っていいだろう。そんな中村監督はどのようなチームを作り上げようと考えているのか?中村監督を知る上でキーワードになるだろう「コミュニケーション」を軸に、指導者としての一歩目を踏み出した中村監督のマインドに迫りたい。

前編:小屋松を中心としたバッテリーが飛躍への鍵を握る 久留米商(福岡)

地域に根ざしたチームを!



素振り中の久留米商の選手たち

 「皆から応援されるチーム」、これが中村監督が掲げるチームの目標になる。皆と言っても、チーム内だけではない、学校全体、更には地域全体に応援されるチームを目指している。地域に根ざし、地域から応援されるチーム。創部が1900年と、地域とともに120年近い歴史を歩んできたチームにふさわしい目標である。

「野球だけ頑張ればいいというところあると思うんですよ。それではいかんぞと。みんなから応援されるような野球部になって行こう」

 中村監督は、授業態度や日頃の挨拶など日常からの変化を求めている。また、学内の授業態度や提出物などは、チーム全体でお互いに気を付けあってチェックしあっている。これは、野球部の生徒各人が野球部の顔であることをきちんと理解させるためである。

「1人出来てなかったら、野球部みんなできてないことなるんで」

 これも、最終的には「みんなから応援されるチーム」というコンセプトが背景にある。この考えは、「挨拶」においても同じになる。

 「例えば遠くから挨拶しても分からないから、ちゃんと近くに行って目を見て頭を下げるなど、基本的な事なんですけども、雑になってるところがあったんで、一番最初のミーティングした時も挨拶をしっかりしろと。僕に対してもそうですけども、僕と他の先生達にする態度が違ったりするとおかしいので、やっぱりみんなに応援してもらえるようになってほしいので、ちゃんと挨拶しようぜ」

 目的を持ったコミュニケーションを取ることで「皆に応援されるチーム」になる。これこそが、中村監督が久留米商の選手に求める姿だ。

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