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北信越王者・星稜の主力4人に訊く!2018年大阪桐蔭のようなチームを目指したい「山瀬 慎之助、東海林 航介、内山 壮真、知田 爽汰」

2019.02.06

 年が明け、星稜は全国制覇へ向けて動いている。最後はエース・奥川恭伸についてどう見ているのか、また自分たちが目指すチーム像について語ってもらった。

 北信越王者・星稜の主力4人に訊く!手探りの中で勝ち上がった秋季大会「山瀬 慎之介、東海林 航介、内山 壮真、知田 爽汰」
 北信越王者・星稜の主力4人に訊く!神宮大会決勝戦敗退で見えたチームの甘さ「山瀬 慎之助、東海林 航介、内山 壮真、知田 爽汰」

<メンバー>
山瀬慎之助(2年)・捕手・右投右打
東海林航介(2年)・外野手・右投左打
内山壮真(1年)・遊撃手・右投右打
知田爽汰(1年)・三塁手・右投左打

主力4人が見るエース奥川。4人が見据えるチーム像

北信越王者・星稜の主力4人に訊く!2018年大阪桐蔭のようなチームを目指したい「山瀬 慎之助、東海林 航介、内山 壮真、知田 爽汰」 | 高校野球ドットコム
左から、内山壮真、山瀬慎之介、東海林航介、知田爽汰選手

―― 今は室内練習場の練習が中心ですが、どういう意識でされていますか。

山瀬慎之助(以下、山瀬) それぞれのスペースでキャッチボール、ティーバッティングといろいろな練習ができていて恵まれていると思います。室内練習場での練習の仕方は先輩方からの伝統とされてきていて、スタッフの方々がいろいろ考えてくださっているので、自分たちはそれに応えられるような練習をしています。

―― 星稜の練習方法は勉強になることが多いですか?

内山壮真(以下、内山) ひとつひとつ、やることに意味がある。自分も考えてやっているんですが、ひとつひとつ深い意味が監督から込められていると思うので、そういった意図を読み取って自分で考えていくことが大事だと思っています。どのメニューにも(奥深いな)というものがあるので、自分自身の向上に繋がっていると思います。

東海林航介(以下、東海林) こういう反復練習が多い中では、自分がどれだけ意識を高く持ってやるかなので、頑張っています。

知田爽汰(以下、知田) 中学校とは違ったバッティングやウエイトなどの練習メニューがたくさんあるので、もっと考えてやっていければと思います。

―― 今年のチームはエースの奥川恭伸投手が注目されています。奥川投手にも話を伺って、能力もそうなんですが、かなり深い考えを持って野球をやっている印象を受けました。皆さんから見て“エース・奥川”はどう映っていますか?

東海林 野球の話を真剣にすることが自分は多いので、そういう時に(いい野球観を持っているな)というふうに感じます。

内山 人とは違う世界というか、人とは違う視点で物事を見ているということを会話で感じるので、人間としても(ちょっと違うな)と思います。

知田 北信越でも神宮でも、一人で投げて、一人で打って、一人で走って、みたいな。どこにおいても凄いなと思います。

山瀬 とても意識が高い投手だと思います。普通だったら周りのピッチャーを見て「アイツに勝つ」とかを目標にしていると思いますが、アイツはもう“日本で一番”と言えるピッチャーなのに、一番と思わずにプロを意識したり、本当に向上心があると思います。それを表に出さない。自分の中では何を目指すべきか、固まっていると思います。

―― ありがとうございます。最後に非常に注目をされるようになってきましたが、どういうチームを目指していきたいですか?

内山 昨年の大阪桐蔭のようなチームです。バッティングも守備もどこのチームにも劣っていないと自分は見ていたので、そういうふうに、投手力でもバッティングでも守備力でもどのチームにも劣らない、総合面でどのチームよりもレベルが高いチームを作りたいと思っています。

東海林 新チームが始まった時から『狙って全国制覇する』と決めていて、狙って獲るには圧倒的な力が必要だと思うので、この冬どれだけ頑張れるかがカギになってくると思います。

知田 まずはセンバツの優勝に向けて練習したいと思うんですが、石川県では圧倒できるように練習していこうと思います。

山瀬 去年の大阪桐蔭のような目指していきます。一試合も落とせないので。10回やって10回全国制覇できるぐらいのチームにするためには、そういう細かいところをやっていかないと。“今回はダメだった”というふうにはなれないので。技術的にも、精神的にも成熟したチームを目指していきたいと思います。

(文・河嶋宗一

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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