第555回 センバツ注目度NO.1!全国制覇へ向けての3つの課題 星稜(石川)【後編】2019年01月29日

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【目次】
[1]全国制覇のキーマンは主将・山瀬。主将として求めていきたいこと
[2]奥川以外の投手陣がどれだけ伸びるか?

 後編では星稜は全国制覇を果たすためにどこに課題があるのかを考えているのかに迫っていきたい。

【前編】センバツ注目度ナンバーワン・星稜(石川)「現状の実力を再認識した秋季大会」

全国制覇のキーマンは主将・山瀬。主将として求めていきたいこと



主将・山瀬慎之助(星稜)

 チーム作りで大事なのは主将の存在。今年のチームの浮沈を握るのが主将の山瀬 慎之助だ。林監督が「今まで見た中でも最も肩が強い」と言わしめた強肩捕手だが、実際に話してみると責任感も強く、モノはしっかりという。言動、プレー、態度の3拍子で引っ張る主将だ。ただ林監督は山瀬に主将を任せるには迷いがあった。

 「主将を任せるにあたって人間性は申し分ない選手。ただ将来もある選手ですし、主将をやることでいろいろ犠牲を伴いますので、彼の能力を伸ばしてあげたいので、任せるか迷いましたが、チームで一番練習する選手なので、彼に引っ張られる形で、選手も変わっていければと思い主将に決めました」

 この山瀬は秋の振り返りを見てもとにかく厳しく、現状のチームについても厳しく見ており、求めるものは非常に高い。林監督もそこが良いところでもあり、課題にもなるとみている。

 「(理想が)高いです。私自身も求めているところは高いので、その目標を実現するためには、彼の目線ではもっともっとやらなければいけないという部分を選手たちに伝えていると思うんです。

 それが本当にマッチングした時はウチのチームは強くなると思うんですが、なかなかキャプテンの思想や考えに追いついていない選手がまだまだいるので、そこがチームとしての課題です。難しいところではありますが、自分の理想ばかりを求めて選手一人一人の個性が潰れてしまうので中立の立場に立ってまとめることも必要です。理想とか自分の考えがうまくいかない時にどうするかというのが、上に立つ人間の務めです」

 林監督は1年間試行錯誤しながら、チームをまとめていくことが大事だと考えている。主将・山瀬が高い要求をしながらもチームメイトに寄り添って接することができるか。そして選手たちは高いレベルに到達するために日々努力することが大切となる。

【次のページ】 奥川以外の投手陣をどれだけ伸びるか?

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河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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