第538回 爆発力で勝ち取ったベスト8!チームの意識を変えて挑んだ岩倉(東京)【前編】2019年01月22日

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【目次】
[1]爆発力をテーマにビックイニングを作れる打線へ
[2]秋季大会で成果を実感

秋季大会で成果を実感



豊田浩之監督

 また、夏期休暇中には20試合ほどの練習試合を組み、実際のゲームのなかで強く振っていくことを意識付け。これまでならバントのサインを出していた場面でも強攻策をとるなど、采配をバッティング重視に変えたことで2桁得点を記録する試合も増え、例年に比べて勝率も上がった。

 「今チームは元々、パンチ力を持っている世代ですし、グラウンドが狭いこともあって練習試合ではホームランがよく出ました。そんな長打力がある選手につられるように打線全体が打っていたので、選手は手応えを感じて自信を付けたと思います」(豊田監督)。

 ところが、秋季大会では一転して打線が不調に陥った。「攻撃が良くなってきたなと思っていたのですが、8月が終わった頃から調子が落ちてきて、選手も『あれ?』という感じだったと思います」(豊田監督)。



八王子戦後の岩倉の選手たち

 その後もずっと下降線を辿った打線は一次予選の初戦こそ34得点と大量点を挙げたものの、以降の5試合はすべて4点以内に抑えられるなど苦しんだ。ただ、東京大会1回戦の立志舎戦ではホームラン2本が効果的に出て4対2で勝利。「相手打線よりも安打数は少なかったのですが長打の違いで勝つことができ、これまでやってきた方向性は間違っていなかったと感じました」(豊田監督)。

 2回戦八王子戦ではチーム力が向上していることを確認できた。「昨秋も2回戦で八王子さんと戦ったのですが、その時は9回表に長打を浴びて逆転されたものの、9回裏に相手のミスがあってサヨナラ勝ちをしました。今秋は9回表にこちらが勝ち越し、その裏にエラーが出てピンチを迎えたのですが最後はセンターの好守があって逃げ切り。強豪の八王子を相手に、同じ勝利でも1年前と比べると内容が良くなっていたので自力が付いてきたと思います」(豊田監督)。

 前編はここまで。次回は東海大菅生との一戦を振り返りつつ、岩倉が取り組む課題とは何なのか、語ってもらいました。後編もお楽しみに!

(文・大平 明)

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