第535回 「目線は常に日本一へ」兵庫の公立の雄・社が固めた強い決意【後編】2019年01月12日

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【目次】
[1]オフ期間に実施した新たな試み
[2]チーム全員が高い意識を持つために合言葉を変更

 昨秋の兵庫大会では、小野津名関西学院市立尼崎を退け、4強入りを果たした。準決勝で明石商に敗れた後に臨んだ報徳学園との3位決定戦では延長13回の死闘の末、惜敗。あと一歩の所で近畿大会出場は逃したが、昨夏の甲子園大会でベスト8に輝いた名門を追いつめた一体感のある戦いざまは強く印象に残った。
 後編では、オフの期間の取り組みや甲子園出場に向けた強い決意を伺った。

【前編】『目標』ではなく『決意』の域へ!兵庫県の公立の雄・社が痛感した勝負への姿勢

オフ期間に実施した新たな試み



ミーティングを行う様子

 走塁面では「盗塁力の向上」を課題に掲げた山本監督。カギとなるのは「タイミングはアウトでも、捕手の送球が逸れてセーフになればオッケー。結果オーライのように映るセーフでもそれは立派な盗塁という考え方をチーム全体で持てるようになること」と話す。

 「ストップウォッチで測った机上の計算では盗塁が厳しいと思われる場面でひるむ選手になってほしくないという思いがあります。キャッチャーの送球が逸れたということはスタート前からプレッシャーをかけることができたと解釈すればいい。多くの高校生捕手はここ一番の場面でなかなか二塁にストライクを投げることができませんし、公式戦で送球が逸れる割合は練習試合の倍はあると思っています。『思いのほか送球は逸れるもの』という感覚が宿れば、スタートを切る勇気も増しますから」

 オフ期間のランメニューに関しては、今オフは新たな試みを実施した。これまでは、オフ期間突入と同時にいわゆる「冬場の走り込み」メニューを組み入れてきたが、今オフは、12月いっぱいの走り込みを封印。その狙いを山本監督は次のように語った。

 「秋季大会期間中に大きくしてきた体をさらにスケールアップしたいという思いがありました。筋力を上げることでエンジンを大きく、強くすることができれば走るスピードも上がっていく。これまでは冬場は、長距離走、300メートルダッシュ、短距離ダッシュなどを冬場にガンガンおこなってきましたが、走り込みをおこなうと、体はなかなか大きくならない。まずはウエイトトレーニングと自重トレでエンジンのスケールアップをはかり、年が明けてからランメニューを入れていく、というやり方でこのオフは進めています」

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