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第531回 創部10年目で神宮大会V!札幌大谷バッテリーが語る、明治神宮大会初出場までの道のり【バッテリー座談会 前編】2019年01月06日

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【目次】
[1]個性派集団が目指した打ち勝つ野球
[2]逆転勝ちで身についた逆境を跳ね返す力

 創部10年目で初の全国舞台となった今秋の明治神宮大会を制した札幌大谷。その原動力となったのがエース・西原 健太(2年)と捕手の飯田 柊哉主将(2年)だ。小学校からバッテリーを組むチームの大黒柱は、どのように個性派集団を引っ張り、まとめ上げてきたのか。2人に語ってもらった。

<メンバー>
西原 健太(2年)・投手・右投右打
飯田 柊哉(2年)・捕手・右投右打

個性派集団が目指した打ち勝つ野球


取材中、笑顔を見せてくれた西原健太(左)と飯田柊哉(右)

―― 着実に力を付けながらも、甲子園にはあと一歩のところで涙をのみ続けていた札幌大谷。今夏の南北海道大会も、優勝候補の一つに挙げられながら初戦敗退。新チームが発足したときの状態はどうだったのでしょうか?

飯田柊哉(以下、飯田) 一人一人がみんな個性の強い連中ばかり。まとめるのはかなりしんどいチームだなと思いましたけど、その分全員が同じ気持ちになれば、すごい力を出せると。それぞれの個性をどうチームに生かせていけばいいのかを考えていました。

西原健太(以下、西原) 一つ上の先輩たちは、すごく力のあるチームでしたからね。その先輩たちの真似をしても、自分たちは勝てない。だからまずはチームの雰囲気を変えていこうと思いました。ほとんど中学から一緒にやっていた連中でしたから、下級生が先輩のために勝たないといけないという気持ちでカチカチにならないような雰囲気をつくりたかった。後輩がやりやすいムードにすることが、このチームにとって一番いい形になるのかなと思ってました。


取材日、西原(左)飯田(中央)は先頭に立ってランニングをしていた

―― これまでの歴代チームの中でも、とりわけ個性の強い選手ばかりが集まった今チーム。船尾隆広監督(47)がこれまでとは違う「打ち勝つ野球」を掲げる中、どのようにチームを引っ張っていったのでしょうか?

飯田 監督からは、“秋は打ち勝つ”というチーム目標を言われましたからね。とにかく打たないと勝てないという意識を統一することから始めました。打撃練習ではお互いに声を掛けながら、これまでよりも集中してやることを心掛けてきました

西原 新チームはとにかく“打ち勝つ”という意識でやってきました。先輩たちのチームは一発のある4番打者がいましたけど、自分たちには目立った選手がいない。だからみんなでカバーしながらつながる打線を目指して取り組んできました。

―― 新チームの公式戦初戦となった石狩南戦では10対0の6回コールド発進。目指してきた攻撃野球で札幌支部予選は4試合で46得点を挙げる猛打をみせ、全道大会へと駒を進めました

飯田 支部予選は決していい戦い方が出来たとは思いません。得点を取ってリードしたときに、ふっと気が抜けたような感じになってボール球に手を出してしまうことも多かったですから。このままでは全道大会では負けてしまうという思いの方が強かったですね。とにかく得点を挙げられないイニングを少なくすることと、どこからでも点が取れるような打線にすることをもう一度確認して、打ち勝つ野球を徹底しました。

西原 前半に点を取って、集中力が欠けてしまい後半得点できないことがよくあった。それと投手陣も、自分も含めて頼れる投手がいないというのが課題でしたね。
 自分は監督から“支部予選は抑え”と言われていたんですが、全然安定感がなくて仕方なく途中から先発もしましたし。下級生も含めて、投手陣がしっかり試合をつくって流れを持ってくるようにしないといけないと思いました。投手陣は打ち勝つために、試合のリズムをつくれるピッチングをしようと確認しあいました。

【次のページ】 逆転勝ちで身についた逆境を跳ね返す力

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飯田 柊哉(札幌大谷) 【選手名鑑】
西原 健太(札幌大谷) 【選手名鑑】
駒大苫小牧 【高校別データ】
札幌大谷 【高校別データ】
札幌第一 【高校別データ】

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プロフィール

京田 剛
京田 剛
  • ■生年月日 1967年5月16日
  • ■出身地 大阪府
  • ■経歴 奈良県立郡山高校―龍谷大学
  • ■小2から野球を始め、高校時代は捕手。大学では4年間マネジャーで、4年の時は関西六大学野球連盟学生委員長。
  • ■大学卒業後は報知新聞大阪本社でプロ野球、アマ野球を中心に取材。2004年からは大阪学院大学で2年間、硬式野球部の監督を務める。その後は北海道の道新スポーツで約5年、野球を取材。
  • ■2015年にはり師、きゅう師免許を取得し、現在は「スポーツ鍼灸 はり悟空」を経営。鍼灸師としてスポーツ選手を中心に治療に従事する傍ら、スポーツライターとして執筆活動もしている。
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