第521回 打ち克つことができるスケールの大きいチームへ!都立小平西2018年12月08日

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【目次】
[1]限られた環境下での練習
[2]スケールの大きいチームを目指して
[3]シードを掴むためにチームに緊張感を与える

 

 上昇を予感させる勝利だった。
 東京都一次予選が開幕した9月8日、いきなり波乱が起きた。第1ブロックの1回戦で都立小平西がなんと今夏西東京大会準優勝の日大鶴ヶ丘を破ったのである。

 いかにして都立小平西日大鶴ヶ丘を破るほどのチームになったのか。彼らの練習の様子を見るために都立小平西へ取材に向かった。

限られた環境下での練習



都立小平西野球部・石田幹雄監督

 日大鶴ヶ丘を撃破を語るうえで、まずキーパーソンとなるのが石田幹雄監督である。
 2016年春に赴任してから、今年で3年目。その前は都立小平高校を率いて、西東京ベスト4に導くなど上位進出チームに育て上げた。また、強豪校に対しては戦略を尽くして戦う監督として有名で、2015年の秋季都大会では清宮 幸太郎擁する早稲田実業相手に延長戦の好勝負を演じた。

 そんな石田監督にとって、都立小平西に赴任した当時は驚きの連続だった。
 「ここに来たときはバッティングも試合もできないような環境で、どうやってやろうかなと考えました。」

 去年の3月にやっとバッティングができるようなネットが設置され、現在はバッティング練習をすることはできる。だが当初は今ほどの設備が整っておらず満足にバッティング練習ができなかった。

 それだけでなく、校庭を他の部活と併用するため、練習メニューが制限されている

 「今日のように校庭が4分の1の場合は内野だけになります。ただ、校庭が半分使える時は外野の守備や内野をあえて深い位置に守らせたノックをしますね。」

 取材当日も、練習場所の校庭を見渡せば、サッカー・ラグビー・ソフトボール部が校庭を使う状況。そのため各部活で使える広さも限られ、結果として練習内容にも影響を及ぼす。使える環境によってやるメニューも変えることを余儀なくされる都立小平西の練習。

 しかし石田監督は、「スケールの大きいチームを作りたい」という信念がある。それは石田監督が野球に対してある考えを持っているからである。

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