第510回 個性派集団をまとめた五常の徳。激戦区・東兵庫を制し甲子園へ 滝川第二(兵庫)2018年07月14日

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【目次】
[1]守備の乱れでの敗退。秋以降、2年生左腕・田邉が台頭
[2]チームをまとめた5常の徳 マネージャーの気配り
[2]瀧川学園は学校創立100周年 記念大会に花を添えたい

 兵庫県神戸市に所在する滝川第二。夏の甲子園出場4回、春の甲子園出場3回を果たしている名門校である。今年は春に近畿大会ベスト4入りし、3年ぶりの甲子園出場に期待を持たせた。そんな同校はいかにして、甲子園を狙えるチームになったのか。チーム作りの過程と夏へ向けての意気込みを語ってもらった。

守備の乱れでの敗退。秋以降、2年生左腕・田邉が台頭



滝川第二野球部

 滝川第二は主将・高島 大輝、エース・市原 弘隆を中心にスタート当初から個人の能力は高く、山本監督は秋の近畿大会出場へ大きな期待を込めていた。

 しかし秋では県大会で神港学園に5対7で敗れた。守備から乱れ、失点する形となり、大いに反省点が多い試合となった。山本監督は「そのあと、神港学園さんが近畿に行けましたから、しっかりと守れたら近畿大会に行けるチームでした。選手たちには『でも今は5点とっても、6点以上取られるチーム』と、そこをなんとかしていこう」と選手に指示を出した。

 秋以降は内野手、外野手で基本的な守備のフォーメーション、連携、守備技術を見直した。また、秋以降は2年生左腕・田邉大登が台頭した。田邉は中学時代まで投手経験がなかった選手だった。それでも首脳陣が田邉のキャッチボール姿を見て、「投手として必要な柔らかい腕の振りをしている」と投手転向を決断した。滝川高校OBで近鉄や横浜で活躍した池上誠一投手コーチの指導によりメキメキと成長し、秋以降の練習試合で好投を見せる。四国大会優勝の明徳義塾と神宮大会前に練習試合を行って、明徳義塾相手に完封勝利を挙げた。ここで一気に自信をつけていった田邉は春では欠かせない主力投手へ成長していった。

 野球の技術的なこと、個々の選手のスキルアップを目指した滝川第二だが、今年は個性が強い選手が多い世代。なかなかチームがまとまりきらなかった。

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河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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