目次

[1]ツーアウトからどう抑えるかがチームの課題
[2]甲子園に出るために福井へ来た、そのチャンスもあと1回

 田中公隆新監督の下で甲子園出場を目指す福井工大福井。昨年はセンバツに出場したが、2年生のベンチ入りは0。新チームは公式戦の経験は全くない状態でのスタートだった。それでも秋は北信越大会に出場するなど力のあるところを見せている。今回はレギュラーとしてチームを引っ張る3人にこれまでの戦いや冬場の練習、夏に対する思いを語ってもらった。

【座談会参加メンバー】
・津野一樹
・植田理希
・猪奥毅

準決勝で敗退した春、ツーアウトからどう抑えるかがチームの課題

 ―― 監督が変わりましたが、新チーム結成当初はどのような状態でしたか?

津野一樹(以下、津野): 全然、練習試合も勝てなくて悩んだこともありましたが、秋の大会で北信越大会まで行くことができて。センバツには届きませんでしたが、いい経験ができたと思います。

植田理希(以下、植田): 去年のチームでベンチに入っていた選手が一人もいなかったので、勝っていけるのかという不安はありました。

猪奥毅(以下、猪奥): 植田と同じですが、メンバーに誰一人入っていなくて、本当に一からのスタートでした。監督も変わられて本当にやっていけるのかなという不安はありました。

 ―― 秋は北信越大会まで進みましたが、振り返ってみてどうでしたか?

津野: みんな緊張や不安があった中で、その時の自分たちの力は出し切れたと思うのでよかったと思います。

植田: 僕たちは守備からリズムを作るチームを目指していたので、秋の大会でも守備からリズムを作って勝つ野球ができたのでよかったと思います。

猪奥: 接戦で負けてしましましたが、接戦に持ち込んで粘り勝つ野球を目指していたので、そこはいい経験になったと思います。

 ―― 秋を終えて、冬場の練習に入りましたが、冬場の練習で思い出に残っていることはありますか?

津野: 連続ティーです。20球1セットで1日1000球近くは打ち込みました。スイングスピードは速くなりました。

植田: 技術練習をした後にウエイトや走り込みをして下半身の強化やパワーが上がったと思います。

猪奥: 僕も連続ティーです。ボールに対して強く振る力が付いたと思います。

 ―― それぞれの長所とそれを伸ばすために取り組んできた練習を教えて下さい。

津野: 自分は打撃が持ち味なので普段から強く振ることを意識してずっとやっています。

植田: 中軸を打たせてもらっているのでチャンスで一本を出せるように練習のシートバッティングやフリーバッティングで集中して取り組んでいます。

猪奥: 僕は足です。練習の中から練習の中から常に先の塁を狙って相手にプレッシャーをかけられるような走塁を目指してやっています。

 ―― 春は準決勝敗退でしたが、振り返ってみてどうでしたか?

津野: なかなか初戦からチャンスでの一本が出なくて点を取ることができませんでした。準決勝の坂井戦でもチャンスで一本が出なくて勝ち切れなかったので、夏に向けてチャンスで一本が出せるようにするのと、守備面でツーアウトからどう抑えるかがチームの課題だと思うので克服していきたいです。

植田: 秋と違って春は点を取られてからの試合が多かったのですが、追いついて逆転したり、追いつく力が付いてきたのがわかった春の大会でした。でもミスが出たりチャンスで一本が出なかったりまだまだ甘い部分があるので、それをこの夏までの期間を利用してミスをなくしたり、チャンスでどう一本を出すかを工夫していきたいです。

猪奥: 大会でも何とか自分の野球ができるようになったと思うので、1点をどう守ってどう取るかを夏までに突き詰めてやっていきたいです。