第466回 100キロ投手も戦略のうち?! 県立岩村田のベスト4の背景にあった徹底した“戦い方”2018年03月05日

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【目次】(ページ下部のフォトギャラリーもチェック!)
[1]県ベスト4後の監督と選手の本音は?
[2]毎日の打撃・守備練習でココが生きた!
[3]毎日の盗塁・投球練習でココが生きた!

 「100キロ王子」で昨夏、一躍話題なった岩村田のエース内堀光陽の巧みなピッチングに加え、終盤の逆転劇や延長戦を制するなどの粘り強い試合運びで、2017年の長野大会で24年ぶりのベスト4を決めた長野県立・岩村田
 この結果に、監督の花岡 淳一は、「信じられない」と語り、当の選手たちも「自分たちでも不思議」と言葉にした。とはいえ、24年ぶりのベスト4進出の背景には、結果を残せるだけの取り組みがあったはずだ。
 今回は、夏の100回大会で大きく躍進したい公立校に向けて、岩村田の躍進のヒミツを「日頃の練習方法」と「チームの成長」の2つの軸から迫っていく。
 と、その前に「ベスト4」への歩みと、大会後の「監督」と「選手」の本音から紹介しよう。

ベスト4後の監督と選手の本音は?


監督の気持ち

 夏の悲壮感ってあるじゃないですか。最後の夏は、「半べそかきながら、戦う」というような。それが、選手たちには、なかったんです。選手たちは負けていても、ベンチに座って落ち着いていて、淡々と野球をやっていました。一球一打の結果に、一喜一憂しない。ピンチの場面でも、楽しそうなんです。
 満塁になった時は、こっちが「もう負けるんかな~」って思って見ていても、ゼロに抑えてベンチに帰ってくる。勝負の楽しさってこういうことなんだって、選手たちの戦いをみて感じた大会でした。

選手の本音

 正直、僕たちが、夏のベスト4(※)に入ったチームの中で一番弱かったと思っています。
(※17年夏長野大会ベスト4=松商学園、佐久長聖、東海大諏訪、岩村田)
でも、監督はいつも、「完璧なチームが夏に勝てるわけじゃない。大会中も成長し続けるチームが勝てるんだ」ってことをお話しされていたので、自分たちも、夏は思いっきりプレーすることができました。強いチームと対戦して、「不安があるのが当たり前だ」って、みんな思ってましたから。

 そう昨夏を振り返る岩村田ナイン。
 今回、新チーム発足後から、秋・冬・春のチームの変化と、岩村田の戦い方の2シリーズに分けて、彼らの強さの秘密を掘り下げていきます。どちらのシリーズからご覧いただいてもお楽しみいただけます!

▼日頃の練習編「毎日の打撃・守備・盗塁・投球練習でココが生きた!」

▼チーム成長編「秋・冬・春のチームの変化」

【次のページ】 毎日の打撃・守備練習でココが生きた!

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  • ■ <書籍>主な寄稿・出版物
  • 野球ノートに書いた甲子園 シリーズ全5巻(2013年~2017年/KKベストセラーズ)
    ・スポーツ感動物語 アスリートの原点「遅咲きのヒーロー」(2016年/小学館)
    ・甲子園だけが高校野球ではない 1&2巻(2010年~/監修・岩崎夏海/廣済堂あかつき出版社)
    ・ただ栄冠のためでなく(2011年/共著/日刊スポーツ出版社)
    ・「高校野球は空の色」「高校野球が教えてくれたこと」など大学時代に3冊出版
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