第444回 市立尼崎高等学校(兵庫)「連覇目指す市立尼崎の夏」2017年07月10日

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【目次】(ページ下部のフォトギャラリーもチェック!)
[1]旧チームのレギュラーが6名残った新チーム
[2]1年前と異なる球場の雰囲気が生む「焦り」/ アプローチ改革を恐れないのがイチアマ流
[3]兵庫連覇がかかる2017年夏に向けて


 公立校同士のファイナルとなった昨夏の兵庫大会を制し、1983年以来、二度目の兵庫の頂点に駆け上がったのは、「イチアマ」の略称で地元民に親しまれている市立尼崎だった。甲子園では八戸学院光星と大熱戦を繰り広げた(試合記事)。延長10回の末、惜しくも4対5で敗れ、33年ぶりの勝利は成らなかったが、兵庫大会で披露し続けた粘り強い戦いを聖地・甲子園でも見せつけた。

 あの激闘の夏から1年。2年連続の夏甲子園出場を目指す市立尼崎ナインを直撃すべく、兵庫県尼崎市に位置する学校を訪ねた。

旧チームのレギュラーが6名残った新チーム

殿谷 小次郎主将(市立尼崎)

 2016年夏、悲願の甲子園出場を果たしたことで、33年ぶりの8月始動となった現チーム。甲子園のスコアボードにスターティングメンバーとして名を連ねた6名の経験豊富な2年生がそのまま残る、大きなアドバンテージを携えてのスタートとなった。竹本修監督がチーム発足当時の状況を振り返る。

「内野全ポジションとキャッチャー、そしてレフトの3番打者が残ったことで、秋までは間違いなく有利に戦えると思いました。このアドバンテージをしっかりと生かし切ってセンバツ出場を成し遂げる。チームの目標はそこ1本でした」

 兵庫県大会3回戦ではプロ注目右腕・山内 響を擁する東洋大姫路を延長12回の激闘の末、7対6(延長12回)で下し、甲子園出場校の底力を見せつけた。しかし、続く準々決勝の報徳学園戦では、2対4の逆転負けを喫し、センバツ出場の夢を絶たれてしまう。

 7回まで2点のリードを奪いながら、終盤にエラー、四球、バッテリーエラーが絡んでの4失点。殿谷 小次郎主将は「忘れられない試合」と語った。
「勝てた試合だったのにこっちが自滅してしまった。せっかくのアドバンテージを生かしきれなかったことがとにかく悔しかった」

【次のページ】 1年前と異なる球場の雰囲気が生む「焦り」

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