第432回 高崎健康福祉大学高崎高等学校(群馬)「対応は柔軟、プレッシャーは一貫」【Vol.1】2017年05月19日

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【目次】(ページ下部のフォトギャラリーもチェック!)
[1]相手心理を突く=プレッシャーをかける
[2]「一番出塁させてはいけない選手」がNGワードな理由
[3]プレッシャーを与える走塁は盗塁に限らず

 「勝率を高める」追求を徹底して続けている健大高崎。そこから「機動破壊」は生まれたが、真のテーマは「相手の心理を突く」ことにある。いかに相手の心理を読み、プレッシャーをかけるか。見えてきたのは柔軟性と一貫性の共存。関東大会開幕戦に登場する健大高崎の独自論理を全4回連載で紹介していきたい。

相手心理を突く=プレッシャーをかける

練習風景(健大高崎)

「相手の心理を突く、というのはずっと変わっていません」

 初めて高崎健康福祉大学高崎高等学校(以下、健大高崎)野球部を訪問したのは2013年。その時に“機動破壊の核”葛原 毅コーチが重視していた「心理」への追及は今も変わっていない。

「“自分たちの野球”なんてやっていてはダメだと、個人的には思っています。いくら自分たちの野球を貫こうとしても、相手はそこを崩しに来るわけですから、まんまとワナにはまることになる。逆に相手がしてくる対策に対して柔軟に対応できるチームを作る。相手の対策を上回っていく。そこがやっていて一番楽しい点でもあります」

 健大高崎ほどチームカラーがはっきりしている高校はそうない。機動破壊。代が変わっても全国トップレベルの走塁を見せてくれる。その機動力は強みであることは明らかだ。だが、試合によって機動力の使い方を変えるという点が特徴的である。どのように使い分けているかというと、相手にとってもっともダメージの大きい方法を採用するのだ。つまり、心理を突く=最もプレッシャーをかけるために機動力を活用する。

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プロフィール

伊藤亮
伊藤 亮
  • 生年月日:1977年
  • ■ 東京都出身。都立三鷹高校野球部
  • ■ 2004年よりフリー編集兼ライターに。
    『ジーコ備忘録』『ピンポンさん』『セルジオ越後のフットサル入門』『直伝 澤穂希』『俊輔の言葉』など幅広くスポーツ関連書籍の取材・編集を行う傍ら、『新興衰退国ニッポン』(講談社)など、時事問題やカルチャーに関する書籍編集にも数多く携わっている。
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