今年のセ・リーグ連覇を決めたヤクルト。ドラフト指名においても隙がない指名ができていた。

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【指名一覧】2022年ドラフト会議 特集サイト

【指名選手】

1位:吉村 貢司郎投手(日大豊山-國學院大-東芝)
10月ヤクルトとの練習試合で村上など主力から三振を奪うアピールに成功した153キロ右腕。

2位:西村 瑠伊斗外野手(京都外大西
通算54本塁打を放つ二刀流。独特の構えからフルスイングで長打を量産した。

3位:澤井 廉外野手(中京大中京-中京大)
180センチ、100キロの鍛え上げられたボディー。高校時代からの長距離砲がプロ仕様となって進化した。

4位:坂本 拓己投手(知内
スリークォーターから140キロ前後の速球と切れのあるスライダーで三振を量産する大型左腕。

5位:北村 恵吾外野手(近江-中央大)
侍ジャパン候補でリーグ戦5発の右スラッガー。22年春は打率3割超えでベストナイン。

選択終了


育成1位:橋本 星哉捕手(興國-中央学院大)
興國出身。22年春秋で4本塁打。強肩強打のハイレベル捕手。

選択終了


【指名総括】

 1位の吉村は、常時140キロ後半、変化球でも高速、中間、緩いボールを使い分け、実力は社会人No.1右腕といっていい。まだ盤石ではないヤクルト投手陣。若きエース格である奥川 恭伸投手(星稜出身)も復帰が未知数なだけに1年目からフル回転が期待される。現在のチーム事情にマッチしていて単独指名出来たのは大きい。

 2位の西村は世代を代表する強打の外野手だ。投手体型でありながら、高い打撃技術で本塁打を量産する。肩を痛めたが、140キロ後半の速球を投げ込める状態になれば、強肩強打の外野手に化ける可能性がある。高卒3年目には一軍で一気に勝負を仕掛けられる状態にしたいところだ。

 3位の澤井は愛知大学球界で実績を重ねたスラッガー。飛距離は大学生トップクラスで、1年目から二軍で圧倒した成績を残し、2年目、3年目から一軍で飛躍的に数字を伸ばしたい。現在、野手陣の層を厚くする意味でも大きな指名であった。

 4位の坂本は北海道の高校野球を沸かせた大型左腕。左スリークォーターから140キロ前半の速球、切れ味鋭いスライダーを武器とする。今年は2人の左腕が戦力外になり、坂本にかかる期待は大きい。

 5位の北村はコンタクト力が非常に高い右のスラッガーで、守備も堅実である。今年の戦力外の陣容を見ると、1年目から二軍で多くの出場が期待できそうだ。

 橋本はパンチ力のある強打の捕手。現在の捕手層はベテラン、若手と充実している形ではあるが、やはり競争できる捕手の加入は大きいだろう。

 吉村の指名は大きく、現有戦力を刺激、そして充実させるドラフトとなった。


評価 90点

(記事=河嶋 宗一