ドラフト期待度ランキング 50位-41位 全国舞台で活躍してきた左腕、伸び盛りの右腕などを選出!
古賀康誠、野田海人、白浜快起、森本哲星、伊藤基佑、吉村優聖歩
期待度ランキング
・50位-41位
全国舞台で活躍してきた左腕、伸び盛りの右腕などを選出!
・40位-31位
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・30位-21位
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・20位-11位
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・10位-1位
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一覧
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高校野球ドットコムの大人気企画「期待度ランキング」。特にドラフト前に行うランキングは、最も注目度が高い。今回はプロ志望154名から上位50名を選出させていただいた。
まずは50位から41位まで。
金子 翔柾(花咲徳栄)
ハードな曲がりを見せる高速スライダーと140キロ中盤の速球で勝負する全国レベルの好投手。高校3年から急激に球速アップし、155キロを投げた堀越 啓太投手(東北福祉大)のような成長ができるか。
野田 海人(九州国際大付)
激戦区・福岡を勝ち抜き、2季連続甲子園出場に大きく貢献した好捕手。U-18代表では投手としても好投を見せ、マルチな活躍を見せた。いろんな投手のタイプを引き出すリードセンスや抜群の強肩に加え、木製バットの対応に時間がかかりそうだがしぶとい打撃と、U-18代表では与えられた役割をしっかりとこなす姿勢はプロの舞台で生きるはずだ。
北村 流音(桐生第一)
昨夏から145キロを投げ、投球センスも高い関東屈指の右腕として注目されてきた。故障もあり、思うような投球ができない時期が続いたが、じっくりと調整したことが功を奏し、夏には140キロ中盤を連発。今年の群馬は140キロ台の速球を投げる投手が多かったが、直球の質は明らかに群を抜いていた。打撃センスも素晴らしく、好投手から本塁打を打てる実力はある。成長の兆しは見えるが、投球成績は物足りなさを感じた。とはいえ、これほどの素材はなかなかいないので、うまく導くチームがあれば、数年後にはあっと驚く投球を見せる可能性はある。
藤田 大清(花咲徳栄)
花咲徳栄のなかには一冬越えると、急速に伸びる選手が多いが、それを象徴するのが藤田だ。春季県大会では満塁本塁打を放った。花咲徳栄で仕込まれたレベルスイングで、次々と鋭い打球を飛ばす。脚力も高く、素材は魅力的。グラウンドに立った時、「細い」という第一印象だが、しっかりと肉付けすれば、大化けする可能性を持った逸材だ。
小林 路春(富山第一)
今年の富山を代表する本格派右腕。スリークォーター気味のフォームから投げ込む140キロ〜145キロ前後の直球は威力抜群。スライダーの切れ味もあり、強気に内角へ攻める投球が光る。向上心も強く、進化が楽しみな逸材。
[page_break:45位〜41位]森本 哲星(市立船橋)
2年生の時はやや荒れ球が多い左腕だったが、この1年で実戦的な左腕へ成長した。140キロ前半の速球、カーブ、必殺とも呼べる縦スライダーの切れ味は抜群。勝負度胸もあり、精神力で戦国千葉を勝ち抜いた実績もある。威力不足な部分は、次のステージでどこまで解消できるか。林 優樹投手(近江ー西濃運輸)のような成長曲線を描きたい。
伊藤 基佑(愛工大名電)
今年の甲子園でも活躍を見せた巧打の遊撃手。バットコントロールが巧みで、広角に打ち分けるバットコントロールも光る。守備も安定感があり、攻守ともにA級の評価が与えられる。次のステージでは相手投手のスピード、変化球のキレも高まる。そこでも精度の高いパフォーマンスが発揮できれば、評価は上がっていくのではないだろうか。
古賀 康誠(下関国際)
この夏、チームの甲子園決勝進出に貢献した大型左腕。好調時では140キロ後半の速球を連発していたが、甲子園では140キロ前後にとどまった。それでも、カットボール、スライダー、チェンジアップを駆使した投球は完成度が高く、打者の懐へ厳しく攻められるコントロールの良さもある。次のステージでは評価が一変する可能性を持った逸材だ。
吉村 優聖歩(明徳義塾)
独特の左サイドから投げ込む球筋は打ちにくく、左打者の内角にも突くことができるコントロールの良さが魅力だ。U-18ワールドカップでは米国相手に好投を見せ、大きく評価を高めた。
左の変則サイドは次のステージでも価値が高い。その分、評価のハードルが高くなるが、将来の左の中継ぎ候補としておすすめの逸材だ。
白浜 快起(飯塚)
昨年から大きく注目されていた長身右腕。もっと順調に行っていれば、高い順位にしていたかもしれない。それだけの器を持った投手であるが、今年は調整に苦しみ、思うようなパフォーマンスを発揮できずに終わった印象がある。
それでも長身から繰り出す140キロ台の速球、スライダーなど変化球の精度は高く、将来性は抜群だ。
(記事=河嶋 宗一)