目次

[1]関東地区はサヨナラ弾男、打率7割遊撃手など人材豊富
[2]まだ全国にも楽しみな逸材が


 第52回明治神宮大会高校の部では、花巻東(岩手)の佐々木 麟太郎内野手ら、スーパー1年生野手の活躍で沸いた。その舞台には届かなかったが、全国には地方大会で高いパフォーマンスを発揮した選手や、世代のトップクラスになる可能性を秘めた野手が多くいる。今回はそんな1年生たちを紹介したい。

関東地区はサヨナラ弾男、打率7割遊撃手など人材豊富


 関東大会準優勝の山梨学院(山梨)の1年生野手の充実ぶりが素晴らしい。4番を打つ高橋 海翔内野手は世田谷西シニア時代から評判の右スラッガーで、関東大会で18打数10安打を記録。恵まれた体格からのレベルスイングで、広角に強い打球を飛ばす。対応力も高く、来春以降、さらに注目を浴びる強打者となりそうだ。

 遊撃手として抜群のフィールディングを誇る進藤 天内野手も、関東大会で次々と好守備を披露した。コンタクト力が高い打撃も披露し、注目に値する選手だ。また関東大会でも活躍を見せた大型捕手・佐仲 大輝も読みが鋭く、パンチ力のある打撃に加え、確実性の高いスローイングが武器。名将・吉田監督も評価するリードセンスも見逃せない。

 ベスト4入りの木更津総合(千葉)にも楽しみな1年生野手がいる。水野 岳斗外野手は1年夏から活躍し、秋から4番を打つまでに成長した。秋季大会の一次予選・千葉黎明との一戦で、好投手・伊東 賢生から左中間へ2本の二塁打を放つ姿を見て、惹かれた選手だ。関東大会準々決勝の東海大相模(神奈川)戦では適時打を放つなど、広角に長打も打てる。左の大型打者として、3年生までどれだけ本塁打を重ねることができるか注目したい。

 関東大会ベスト8で敗れたが、東海大相模百崎 蒼生内野手は、関東大会2試合で9打数7安打、打率.778の大活躍。神奈川大会と比べても打撃フォームが良くなり、足を使って軽快に打球を捌く守備も光るものがあった。熊本泗水ボーイズ時代の取材では、攻守でポテンシャルが高いプレーを披露してくれた。これからの成長がとても楽しみだ。

 秋の公式戦までは代打中心の起用だったが、武蔵狭山ボーイズから騒がれた山内 教輔外野手も楽しみな左打者だ。初球から果敢に振ることができて、何より下半身の使い方、無駄のないスイング軌道には非凡なものがある。ポテンシャルが最大限に引き出されると、神宮大会でファンを沸かせた佐々木麟太郎ら左打者に負けないパフォーマンスを十分に期待できる。

 関東大会で初戦敗退した土浦日大(茨城)からは、1番・太刀川 幸輝外野手と、クリーンナップを打つ香取 蒼太内野手にも注目だ。太刀川はチーム一のコンタクト力の高さを持ち、茨城県大会では大当たりした。香取も期待のスラッガーで、関東大会初戦の桐生第一(群馬)戦で適時二塁打を放った。練習取材でも、太刀川がほぼ芯で捉える打球を放つなど、このコンタクト力の高さは来年のドラフト候補として期待されている吉次 悠真外野手(2年)より優れていた。香取も遠くへ飛ばしており、来年以降、本塁打量産が期待できる。