目次

[1]小園、達、森木の注目投手たちが甲子園に進めず
[2]評価を上げた好投手とスラッガーたち


 地方大会がスタートした時、西日本の好投手たちが注目された。しかし今大会は注目投手たちが相次いで敗れ、甲子園に進むことができなかった。そんな甲子園を逃した投手たちを紹介したい。

東日本編はこちらから!
高校通算70本塁打のスラッガー、151キロ右腕、静岡ナンバーワン左腕など甲子園に進めなかった球児たち【東日本編】

小園、達、森木の注目投手たちが甲子園に進めず



小園健太(市立和歌山)、森木大智(高知)、達孝太(天理)

 西日本は逸材投手が多かった。まず小園 健太市立和歌山)は和歌山大会準決勝を終えて、14イニングを投げてわずか1失点の快投を見せたが、決勝戦の智辯和歌山戦では三振も奪えず苦しい投球となり、惜敗となった。とはいえ今秋のドラフトでは1位候補に挙がる小園は話題の中心となるだろう。

 天理達 孝太も大会前から注目された。センバツでは26イニングを投げて3失点と抜群の安定感でベスト4入りに貢献。スカウトの評価を大きく上げたが、夏前まで不調が続き、背番号「11」で夏の大会に臨み、ベスト4で敗退も、140キロ中盤の速球で次々と三振を奪う快投を見せた。達は、NPB、そしてMLBで活躍することを目指すことを常に語っており、最後の夏が終わってからの取り組みが大事と語っていた。次のステージへ向けて準備する達にも注目が集まる。

 高知森木 大智は注目度でいえば今年の高校生ではナンバーワンだった。大会前の練習試合・大阪桐蔭戦では多数のメディア、スカウトが詰めかけるほどの大盛況で、大会では150キロ台の速球、多彩な変化球を武器に20.2回を投げ、29奪三振。しかし明徳義塾戦に敗れ、一度も甲子園出場ができず、森木の夏が終わった。とはいえ、大きく評価を上げた投手であることは間違いなく、ドラフトも中心投手の1人になりそうだ。

 センバツベスト8の福岡大大濠のエース・毛利 海大投手も挙げたい。伸びのある快速球を武器に次々と三振を重ねる投球は爽快感があった。

 春の九州大会準優勝の九州国際大付山本 大揮投手、柳川 大晟投手も注目されていた。制球力が高い山本投手はさらに球威を伸ばし、カットボールを多用する実戦派右腕へ成長。長身右腕・柳川投手は九州大会で好投を見せたが、夏では不調に終わった。2人とも才能は高い投手なだけに次の進路が気になる。

 久野 悠斗報徳学園)も昨秋から高く注目された本格派左腕。長身から繰り出す最速143キロの速球、落差が鋭い変化球、すべてにおいて優れており、夏4強に貢献した。

 神戸弘陵の148キロ右腕・時澤 健斗は4スタンス理論で体の使い方を覚え、伸びのある快速球を投げ込むまでになった。最後の夏は足の不調で思うようなボールは投げられず、4回戦で敗退したが、大会終了後からすぐに練習を行い、次のステージへ向けて準備を行っている。

PHOTO GALLERY フォトギャラリー

写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。