愛知県というよりは、全国的な名門校と言ってもいい中京大中京。その名門校で入学早々から期待を担い、2年の時には甲子園出場を果たして打線の中軸を任されていた澤井 廉君。その後は、系列の中京大に進んで、1年の時からリーグ戦に出場していた。

 現在3年生となって4番を任されているが、将来の目標としては、「プロ一本に絞っています」と言う。今季も、シーズン開幕試合でバックスクリーン横に強烈な一発を叩きこんでいる。しかし、その後は、やや調子を崩してしまい不振にあえいだ。そこで、本人も考えた挙句に、打撃フォームの改造に挑むことにしたという。

 理由は、打とうという意識が出過ぎて、やや突っ込み過ぎていたということもあったという。そのことを指摘されて、もっと低目の球もしっかりと捉えられるようにするために、より重心を低くしていくためのフォーム改造ということである。現在は、まだその改造途上ということでもあるが、それでもチームとしては不動の4番を任されている以上は結果も出さなくてはいけない。

 そうした中で、苦悩しながらのリーグ戦でもあるが、それでも結果だけにはこだわらない。そのあたりは、本人も将来を見据えた中で考えている。

 「インパクトの力をもっと強くしていかなくてはいけない。将来、上(プロ)でやるためにも、その力は必要だと思っています。もちろん、ヒットを打つことも大事ですが、今はしっかりと球を捉えることを心がけている」
と考えているので、今は会心の当たりが出なくても、自分のポイントをどう掴んで行くのかということでもある。まさに、試行錯誤中という。