第280回 北海道の速球王など2021年度注目の高校生投手リスト32名【東日本編】2020年10月31日

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 2021年の高校生投手は非常にレベルが高い世代だといわれている。森木 大智(高知)など世代トップクラスの剛腕10名を紹介したが、今回は全国に散らばる好投手たちを紹介したい。まずは東日本(北海道、東北、関東、東京、東海)の5地区から32名だ。

旭川実業の田中など注目の速球投手



田中 楓基(旭川実)

 北海道は145キロ左腕・木村 大成北海)が注目されているが、もう1人、北海道の速球王・田中 楓基(旭川実)だ。なで肩体型で、鋭い腕の振りから投げ込む最速147キロの速球は威力抜群。ここ10年~15年で、高卒を狙えるような左右の本格派が揃うことも珍しく、さらに全道大会決勝で投げあうことはあまりないケースだ。

 ぜひ来夏まで北海道を盛り上げてほしい。さらには、前川 佳央札幌日大)も期待の本格派右腕。

 青森県では、186センチの大型右腕・福島蓮(八戸西)も来年、大きく球速アップする可能性を秘めた逸材。中学時代、U-15代表に選ばれた藤森 粋七丞青森山田)は140キロ前半の速球を投げ込む本格派右腕。東北大会ベスト4のエース・菱川 一輝(花巻東)は好調時、140キロ中盤の速球を投げ込むが、東北大会では130キロ後半に落ち着いたが、カーブをうまく使い分ける投球が光った。

 茨城県では恵まれた体格から非常に力強い速球を見せる145キロ右腕・秋本 璃空常総学院)はパワー型。大川 慈英常総学院)もしなやかな腕の振りから繰り出す栃木県では中沢 匠磨(白鷗大足利)はワインドアップから縦回転の投球フォームから繰り出す最速142キロの速球は回転数が高く、150キロ超えも期待できる逸材だ。群馬県では切れのある140キロ前半の速球を投げ込む今仲 泰一健大高崎)は怪我からの復活を期待したい右腕。そして、菊池 楽(前橋育英)も135キロ前後の速球を投げ込む群馬県屈指の本格派左腕。

 埼玉県では投手王国・花咲徳栄に逸材がそろう。高安 悠斗は右スリークォーターから最速143キロの速球と切れのあるスライダーを投げ分け、翻弄する本格派右腕。堀越 啓太も右サイド気味から最速143キロをマークし、威力ある直球が光る。松田 和真もステップ幅は狭いが、体を縦で使う意識からフォームから最速144キロ。ただ岩井監督は「まだ平均球速など物足りない点はたくさんあります。課題だらけです」と厳しい注文を付ける。一冬超えれば、全国トップクラスの投手陣へ成長している可能性がある。1年秋にベスト4入りに貢献した143キロ右腕・原口 稜平市立川口)もフォームの良さは光るものがある。

 長身から140キロ中盤の速球を投げ込む島田 舜也木更津総合)はまだ発展途上。細谷 怜央、飯尾 嶺の中央学院の二枚看板の成長にも期待だ。細谷 怜央は恵まれた体格から140キロ前半の速球とカーブを効果的に使い分ける右の本格派。飯尾 嶺は細身の体型から投げ込む140キロ前後の速球とスライダーを投げ込む右腕。2人とも一冬超えれば、常時140キロ台を投げ込む可能性がある。

 東京都では市川 祐関東一)は最速144キロの直球、カーブ、スライダーをコントロールよく投げ分ける東京都屈指の本格派右腕。一次予選ではノーヒットノーランを達成。能力の高さだけではなく、淡々と投球を組み立てることができるメンタルの強さも見逃せない。田和 廉早稲田実業)も140キロ前後の速球と120キロ後半のスライダーを投げ分け、勝負する都内屈指の本格派。床枝 魁斗修徳)は179センチ84キロと恵まれた体格から最速143キロの速球と120キロ後半のカットボールを投げ込む。馬力だけでいえば、都内トップ。来春は145キロ超えにも期待がかかる。

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河嶋宗一
編集長 河嶋 宗一
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  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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