高校生ナンバーワン打者・内山壮真などドラフト前に覚えておきたい超高校級捕手リスト22名
内山 壮真(星稜)
近年、スキルが高い好捕手が増えてきている。今年、プロ志望届を提出した逸材捕手22名について紹介したい。
今年の高校生捕手を代表するのがこの5人
今回紹介するのは以下の22名。
内山 壮真(星稜)
関本 勇輔(履正社)
二俣翔一(磐田東出身)
牧原 巧汰(日大藤沢)
誉田貴之(福岡工大城東)
古谷将也(成田)
荒木 友斗(加茂暁星)
藤田青空(弘前東)
松倉 星斗(池田工)
中川 拓真(豊橋中央)
長谷川 勝紀(近江)
釣 寿生(京都国際)
18152(京都外大西)
土井翔太(奈良郡山)
橋本 爽汰(益田東)
谷川 唯人(立正大淞南)
古市 尊(高松南)
岸本暖(福岡第一)
居谷 匠真(明豊)
末田 龍祐(大分商)
坂本 勇人(唐津商)
曽我 幸大(日向学院)
まず紹介したいのが、内山 壮真(星稜)だ。打者としては今年の高校生では1.2を争う打撃技術の高さを持ち、高校通算30本塁打を超え、パワーではなく、技術の高さで打球に角度をつけることができる。打てるコースも広く、木製バットの対応も高い。スローイングタイム1.8秒台の強肩に加え、落ち着いた佇まいも魅力的だ。技術的にも、精神的にも成熟しており、高校生野手ではドラフト上位に入ってもおかしくない選手だ。
続いて紹介したいのが、関本 勇輔(履正社)だ。ライト方向へも長打が打てて、1.8秒台を計測するスローイングを武器に夏の星稜戦で3回盗塁を刺した。攻守において総合力が高く、打てる捕手として人気が集まりそうだ。
今年にかけて評価が急上昇したのが二俣翔一(磐田東出身)だろう。スローイングタイム1.7秒台も計測するという強肩。実際に見ると、捕手の送球ではなく、投手が投げている錯覚をさせるほどの軌道。キャッチボールを見てもドラフト候補に挙がる投手なのかと思うぐらいえぐい軌道をしているのだ。打者としても高校通算21本塁打を放っており、細身でありながら、両腕の使い方が非常にうまく、しっかりと捉えた打球を放つ。木製バットで臨んだ練習試合でも本塁打を放っており、攻守の完成度の高さは今年の高校生捕手でもピカイチな逸材だ。
そして高校生ナンバーワン捕手として呼び声が高いのは、牧原 巧汰(日大藤沢)だろう。森友哉ばりを彷彿させる打撃フォームから逆方向にも本塁打が打てる技術。スローイングタイム1.8秒台を計測するスローイングと攻守でレベルが高い。野手としては文句なしに二軍でレギュラーとして試合に出場させたい選手。ただ総合力を見ると、捕手としてはかなり時間がかかる捕手。打撃面で出場機会を得ながら、守備面で少しずつレベルアップしながら信頼をつかんでいきたいタイプ。
誉田貴之(福岡工大城東)は福岡トップクラスの強肩捕手。甲子園で開催された練習会では2安打を記録したことで評価を上げた。木製バットの対応力も高く、振り幅が大きいスイングながら確実にコンタクトし、広角に鋭い打球を飛ばせる。スローイングタイム1.9秒台の二塁送球はコントロールが良く、投手の特徴に合わせたリードができる。
古谷将也(成田)も1年秋から注目を浴びてきた全国クラスの強肩捕手。高校通算25本塁打の長打力はパンチ力があり、1.8秒台にも達するスローイングは魅力。まだプレー全体は荒っぽさがあるが、俊足でもあり、身体能力の高さも魅力。
スローイングタイム2秒切りは当たり前!まだまだ全国にいる好捕手たち
坂本 勇人(唐津商)
荒木 友斗(加茂暁星)はもともと内野手だったが、練習会では捕手として参加。1.84秒~1.91秒台の二塁スローイングを披露し、さらにパワフルな打撃も披露する。藤田青空(弘前東)も1.9秒台のスローイングとコンパクトなスイングから長打を量産する右の好打者としても評価が高い。
松倉 星斗(池田工)はスローイング技術にまだ課題はあるが、木製バットを使う練習会ではフリー打撃で本塁打を放つなど、打撃能力は非常に高い。レベルが高い投手の相手の経験を重ねていけば、持ち味を発揮できるタイプだろう。中川 拓真(豊橋中央)は高校通算44本塁打とスローイングタイム1.8秒台も計測する大型捕手。打てる捕手という枠ではトップクラス。腕っぷしの強さを生かしたスイングなため、木製バットの対応は気になるが、それでも完全に対応できるようになった時、どんな打球を飛ばすのか、楽しみな逸材。
長谷川 勝紀(近江)は土田龍空ともに注目されてきた好捕手。逆方向にも強い打球が打てて、さらにスローイングタイム1.8秒台と安定した送球を見せる。釣 寿生(京都国際)はスローイングタイム19秒台の強肩と高校通算25本塁打以上の強打が魅力。振り幅が大きいスイングでボールを巻き込んで長打を量産する。
土井翔太(奈良郡山)は高校通算30本塁打を超える強肩捕手。独特のスイング軌道からボールを巻き込んで長打を量産。さらに遊撃手経験もあり、フットワークも軽快。能力的には非常にレベルが高い。橋本 爽汰(益田東)は右打ちと1.9秒台のスローイングが長けた好打の捕手。谷川 唯人(立正大淞南)も投手としてマウンドに登るほどの強肩捕手でしぶとい打撃が光る。
18152(京都外大西)は、高校通算36本塁打を誇り、奥川恭伸(星稜ー東京ヤクルト)から本塁打を打った経験もある大型スラッガー。振り幅が大きいスイングで長打を量産。最後の夏は力みが見られたが、本来はリラックスした状態から高速スイングで長打を打てる。またスローイングも速く、キャッチングも良い好捕手だ。
古市 尊(高松南)はスローイングタイム1.73秒を誇る超強肩捕手。ただ打撃が課題で、木製バットに対応できて、それなりの打撃ができるには2年ぐらいの時間が必要と考えられる。岸本暖(福岡第一)は2年秋の県大会で3本塁打、九州大会で8打数4安打と結果を残し注目を浴びた好捕手。癖のない構えから広角に長打を打てて、さらに1.8秒台の強肩も光る好捕手だ。あの巨人の坂本と同姓同名の坂本 勇人(唐津商)は1.85秒を誇る強肩と高校通算15本塁打以上を記録する強打がの魅力の大型捕手だ。
強打の明豊打線をけん引してきたパワー型捕手・居谷 匠真(明豊)、エース・川瀬堅斗を受け続け、成長を見せてきた大分屈指の好捕手・末田 龍祐(大分商)も注目しておきたい。
曽我 幸大(日向学院)は宮崎県を代表する強打の捕手。コンタクト力にはまだ課題を抱えるが、芯でとらえたときは球場の最深部まで飛ばすパワーは驚異。
内山 壮真(星稜)
関本 勇輔(履正社)
二俣翔一(磐田東出身)
牧原 巧汰(日大藤沢)
誉田貴之(福岡工大城東)
古谷将也(成田)
荒木 友斗(加茂暁星)
藤田青空(弘前東)
松倉 星斗(池田工)
中川 拓真(豊橋中央)
長谷川 勝紀(近江)
釣 寿生(京都国際)
18152(京都外大西)
土井翔太(奈良郡山)
橋本 爽汰(益田東)
谷川 唯人(立正大淞南)
古市 尊(高松南)
岸本暖(福岡第一)
居谷 匠真(明豊)
末田 龍祐(大分商)
坂本 勇人(唐津商)
曽我 幸大(日向学院)
(記事=河嶋 宗一)