第275回 高校生ナンバーワン打者・内山壮真などドラフト前に覚えておきたい超高校級捕手リスト22名2020年10月17日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

内山 壮真(星稜)

 近年、スキルが高い好捕手が増えてきている。今年、プロ志望届を提出した逸材捕手22名について紹介したい。

今年の高校生捕手を代表するのがこの5人


 今回紹介するのは以下の22名。

内山 壮真星稜
関本 勇輔履正社
二俣 翔一磐田東出身)
牧原 巧汰日大藤沢
誉田 貴之福岡工大城東
古谷 将也(成田)
荒木 友斗(加茂暁星
藤田青空弘前東
松倉 星斗池田工
中川 拓真豊橋中央
長谷川 勝紀(近江
釣 寿生京都国際
山下 航汰京都外大西
土井 翔太郡山
橋本 爽汰益田東
谷川 唯人立正大淞南
古市 尊高松南
岸本 暖福岡第一
居谷 匠真明豊
末田 龍祐(大分商
坂本 勇人唐津商
曽我 幸大(日向学院

 まず紹介したいのが、内山 壮真星稜)だ。打者としては今年の高校生では1.2を争う打撃技術の高さを持ち、高校通算30本塁打を超え、パワーではなく、技術の高さで打球に角度をつけることができる。打てるコースも広く、木製バットの対応も高い。スローイングタイム1.8秒台の強肩に加え、落ち着いた佇まいも魅力的だ。技術的にも、精神的にも成熟しており、高校生野手ではドラフト上位に入ってもおかしくない選手だ。

 続いて紹介したいのが、関本 勇輔履正社)だ。ライト方向へも長打が打てて、1.8秒台を計測するスローイングを武器に夏の星稜戦で3回盗塁を刺した。攻守において総合力が高く、打てる捕手として人気が集まりそうだ。

 今年にかけて評価が急上昇したのが二俣 翔一磐田東出身)だろう。スローイングタイム1.7秒台も計測するという強肩。実際に見ると、捕手の送球ではなく、投手が投げている錯覚をさせるほどの軌道。キャッチボールを見てもドラフト候補に挙がる投手なのかと思うぐらいえぐい軌道をしているのだ。打者としても高校通算21本塁打を放っており、細身でありながら、両腕の使い方が非常にうまく、しっかりと捉えた打球を放つ。木製バットで臨んだ練習試合でも本塁打を放っており、攻守の完成度の高さは今年の高校生捕手でもピカイチな逸材だ。

 そして高校生ナンバーワン捕手として呼び声が高いのは、牧原 巧汰日大藤沢)だろう。森友哉ばりを彷彿させる打撃フォームから逆方向にも本塁打が打てる技術。スローイングタイム1.8秒台を計測するスローイングと攻守でレベルが高い。野手としては文句なしに二軍でレギュラーとして試合に出場させたい選手。ただ総合力を見ると、捕手としてはかなり時間がかかる捕手。打撃面で出場機会を得ながら、守備面で少しずつレベルアップしながら信頼をつかんでいきたいタイプ。

 誉田 貴之福岡工大城東)は福岡トップクラスの強肩捕手。甲子園で開催された練習会では2安打を記録したことで評価を上げた。木製バットの対応力も高く、振り幅が大きいスイングながら確実にコンタクトし、広角に鋭い打球を飛ばせる。スローイングタイム1.9秒台の二塁送球はコントロールが良く、投手の特徴に合わせたリードができる。

 古谷 将也成田)も1年秋から注目を浴びてきた全国クラスの強肩捕手。高校通算25本塁打の長打力はパンチ力があり、1.8秒台にも達するスローイングは魅力。まだプレー全体は荒っぽさがあるが、俊足でもあり、身体能力の高さも魅力。

【次のページ】 高校生ナンバーワン打者・内山壮真などドラフト前に覚えておきたい超高校級捕手リスト22名(2)

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
第278回 佐藤輝明(近大)、牧 秀悟(中大)など甲子園未出場の大学生野手たち【ドラフト特集コラム】
第6回 【12球団ドラフト指名予想】ヤクルトは六大学のスターたちを無視できない!【プロ12球団ドラフト分析2020】
第278回 1998年世代の大学生投手は「松坂世代」「1988年世代」に匹敵する大豊作!世代を牽引する10名と大学再入学の剛速球右腕を紹介【ドラフト特集コラム】
第5回 【12球団ドラフト指名予想】中日は地元路線だと中京大中京の高橋宏斗がトヨタ自動車の栗林良吏が有力?【プロ12球団ドラフト分析2020】
第3回 【12球団ドラフト指名予想】鍛えて伸ばす広島スタイルにふさわしい選手は?【プロ12球団ドラフト分析2020】
第1256回 今年の超強肩捕手・二俣翔一のスローイングはまさに「投手」。目指すは走れる強肩強打の捕手 【2020年インタビュー】
第1254回 入学から20キロ以上スピードアップした153キロ右腕・加藤翼(帝京大可児)が覚醒した理由【後編】 【2020年インタビュー】
第1253回 「プロは無理だと思っていた」建築家志望の中学生が153キロ右腕になるまで。加藤翼(帝京大可児)【前編】 【2020年インタビュー】
第1130回 奥川の後を継ぐコントロールピッチャー・荻原吟哉(星稜)が求めるのは「速さ」と「緻密さ」 【2020年インタビュー】
第1129回 目指すはゴジラ超えの高校通算61本塁打。内山壮真(星稜)が語る攻守の課題【後編】 【2020年インタビュー】
兵庫県選抜vs関西国際大【2019年 練習試合(交流試合)・秋】
大手前高松vs星稜【2019年 練習試合(交流試合)・秋】
履正社vs綾羽【2019年秋の大会 令和元年度 秋季近畿地区高等学校野球大会】
内山 壮真(星稜) 【選手名鑑】
関本 勇輔(履正社) 【選手名鑑】
二俣 翔一(磐田東) 【選手名鑑】

プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム