第270回 今秋の三振率は0.047!三振をしない右の強打者・牧 秀悟(松本第一-中大)は大学生即戦力ナンバーワン野手だ2020年10月11日

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牧 秀悟(松本第一-中央大)

 今年の大学生野手即戦力ナンバーワンは成績面、技術面から見ても中央大・牧 秀悟(4年・松本第一)という声が非常に多い。実際に見ても確かにそうだろう。

 スクエアスタンスでグリップを高い位置に構えて、左足を高々と上げながら、内から出るスイング軌道で広角に打ち分け、速球、変化球も対応ができる。

 上手さと力強さを兼ね備えた牧の凄さは成績が物語っている。

 牧が本格化したのは、2年秋から。それまで1年春の打率.229、1年秋の打率.255、2年春の打率.128だったが、だが、2年秋は打率.271、7打点、さらに長打率.354と増え、3年春は打率.400、2本塁打、14打点と首位打者を獲得。このシーズンの三振率は.113と。2年春の.152から改善。優勝に貢献した3年秋も打率.361、1本塁打、14打点。三振率.125だったが、四球12で出塁率は.521と急上昇し、完全に打ち取りにくい打者となった。

 そして今シーズンは5試合で、19打数7安打、1本塁打1打点とはいえ、打率.368、出塁率.421、三振はわずか1回なため、三振率.0047とハイレベルな東都の投手でも簡単に打ち取れない打者へ成長している。

 さらにセカンドの守備を見ても球際に強く、安心感がある。

 三振も少なく勝負強さがあり、速球投手に力負けしない力強いスイングを生み出す技術力の高さ、肉体的な強さもある。技術的な欠点も少なく、近年の東都のスラッガー・伊藤裕季也(日大三―立正大―横浜DeNA2位)に匹敵する打者であることは間違いない。

 即戦力右打者がほしい球団にとっては人気株の選手となりそうだ。

(文・河嶋 宗一

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プロフィール

河嶋宗一
編集長 河嶋 宗一
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  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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