Column

春秋とも10超え!競合必至の早川隆久(木更津総合ー早大)のK/BBが異次元すぎる…!

2020.10.09

春秋とも10超え!競合必至の早川隆久(木更津総合ー早大)のK/BBが異次元すぎる…! | 高校野球ドットコム
早川 隆久(木更津総合-早稲田大)

 現在、大学野球で最もレベルが高いリーグとして見られているのが東京六大学、東都大学野球だろう。最近は地方リーグの躍進もあるとはいえ、プロ選手の活躍度、逸材選手の入部率の高さから考えれば、その地位は揺るがない。今回はドラフト候補に上がる両リーグの投手は即戦力にふさわしい成績を挙げているのか検証をしていきたい。1つ検証したい数値はK/BBだ。投手の制球力の高さを示す指標で、こちらは球場の違い、味方の守備力に影響されないため、投手の能力を測る指標として近年、重視されている。

【プロ志望投手】
早川隆久
4年春 19奪三振 四球1 19.00
4年秋 33奪三振 四球2 16.50
合計 52奪三振 四球3 17.33

 有観客となった東京六大学。早川の投球を見た観客は皆、口を揃えて「エグい」と語り、スカウトも「うちのローテーション投手より上」という声も聞かれる。実際に力みのないフォームから150キロ前後の速球、140キロ近いカットボール、ツーシームを淡々と投げ分けるのだ。

 この数字、現在、即戦力として活躍している広島東洋・森下暢仁大分商出身)と比較すると、より早川の凄さが伝わる。森下の4年春は4.84、4年秋は4.41。森下の数値もかなり優秀なのだが、その感覚が麻痺してしまうぐらい早川のK/BBが突出している。

 ピッチング、成績面を見れば、即戦力投手どころか、新人王も狙える可能性を持った早川の人気が集中するのも当然。果たして、早川の交渉権を手にするチームはどこになるのか?

(文・河嶋 宗一

関連記事
第1073回 岐阜を代表する二刀流・元 謙太(中京学院大中京)。来季は同世代の投手に負けないピッチングを目指す!
夏4強・中京学院大中京の二刀流・元謙太のこれまでと新主将としてのチーム作り
第54回 ベスト4で唯一、完投なし。なぜ中京学院大中京は3人以上の継投をするチームになったのか?

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.16

【春季埼玉県大会】2回に一挙8得点!川口が浦和麗明をコールドで退けて県大会へ!

2024.04.15

【春季東京都大会】日大豊山、注目の好投手を攻略し、コールド勝ち!指揮官「うちが東京を勝ち上がるには機動力しかない」

2024.04.16

社会人野球に復帰した元巨人ドライチ・桜井俊貴「もう一度東京ドームのマウンドに立ちたい」

2024.04.15

【福島】聖光学院は福島明成と「福島北・伊達」連合の勝者と対戦<春季県大会支部予選組み合わせ>

2024.04.15

【鳥取】八頭と倉吉北がサヨナラ勝ち、鳥取東と米子東も8強入り<春季県大会>

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!

2024.04.10

【沖縄】エナジックが初優勝<春季大会の結果>

2024.04.12

【九州】エナジックは明豊と、春日は佐賀北と対戦<春季地区大会組み合わせ>

2024.04.11

【埼玉】所沢、熊谷商、草加西などが初戦を突破<春季県大会地区予選>

2024.04.09

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.03.17

【東京】帝京はコールド発進 東亜学園も44得点の快勝<春季都大会1次予選>

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>