第255回 中山、早、土田、西野など...合同練習初日で超高校級のパフォーマンスを示した8人の逸材たち2020年08月30日

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 8月29日、阪神甲子園球場で、阪神甲子園球場で「プロ志望高校生合同練習会」が開催された。初日は投手はマウンドに上がらず、ブルペンでの投球となった。シートノック、フリー打撃で多くの選手が快音を響かせたが、その中でもトップクラスのパフォーマンスを示した8名の逸材紹介していきたい。


左から西野力矢、早真之介、土田龍空、中山礼都 ※写真は昨秋の大会、今春のインタビューより

 土田 龍空近江)遊撃手
 守備の安定感、スピード感ならば、参加選手ナンバーワン。一歩目の動き出し、スナップスローなど難しい動きを軽やかにこなしてしまう運動神経の良さは天下一品だ。判断力も長けて、守備の面では文句なし。ただ打撃については滋賀大会から苦しんでいる様子が見える。次のシート打撃でらしい打撃を発揮することを期待したい。

 早 真之介京都国際)外野手
打撃は左打者の中でもトップクラスのパフォーマンスを見せた左のスラッガー。スクエアスタンスで構える姿は力みがなく、スムーズなスイング軌道でボールをとらえ、ヘッドスピードも速く、次々とライナー性の打球を外野深くまで飛ばしていく。さらにライトの守備位置から強肩を披露。高校野球のノックと違って、深い位置から守るが、それでもライナー性の返球を返していたので早の強肩は本物であることが分かる。早は「今日は特にバッティングをアピールできたと思います。明日も自分のスイングをしたいと思います」とシート打撃で同様の打撃ができるか注目したい。

西野 力矢大阪桐蔭)三塁手
遠目で見ても西野!と分かるぐらい存在感がある選手。左足を一本足のように上げてタイミングを測り、豪快なフルスイングで鋭い打球を飛ばしていく。その打球速度、飛距離は出場選手でもトップクラス。例年、高卒プロ入りする右打者と比較しても負けていなかった。十分プロ入りできる打撃力はある。三塁守備の動きも悪くなかった。

中山 礼都中京大中京)遊撃手
左打者の中ではトップクラス。何より目を引いたのは滞空時間が長く、さらに遠くへ運ぶ打球が打てること。長年、高校生が木製バットで練習している姿を見ると、ライナー性かなんとか内野の頭を超える当たりがほとんど。いわゆる木製バットに打たされていて、上半身、下半身の連動性がないフォームとなっている。中山の場合、余計な力みがなく、軽々と打球を飛ばす。守備もものすごいスピードがあるわけではないが、捕球技術は高く、地肩の強さは一級品だ。

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中京大中京vs健大高崎【2019年 第五十回記念 明治神宮野球大会】
土田 龍空(近江) 【選手名鑑】
中山 礼都(中京大中京) 【選手名鑑】
西野 力矢(大阪桐蔭) 【選手名鑑】
早 真之介(京都国際) 【選手名鑑】

プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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