第269回 200センチの二刀流・秋広優人(二松学舎大附)のピークはこれから。伸びしろは無限大2020年07月30日

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レベルの高い環境で漬け込むべき逸材



秋広優人(二松学舎大附)

 結論として秋広はプロなどレベルの高い環境で漬け込むべき逸材だといえる。

 最近は高校生でも完成度の高い投手が多く、高卒1年目から早期で起用されることが多い。秋広は選手として、土台固めをまだ続けている最中である。現時点で投げ込む秋広のボールは角度もあって威力はある。超高校級と比べると物足りなさを感じるのは確かで、それは致し方ない。

 ただ、プロはトレーニングの精度が高まって、プロ入り後から球速を伸ばす投手も多い。秋広は人よりも持っているエンジンが段違い。体の使い方の面でもまだまだ課題はあり、そこを突き詰めていけば、3~4年後には10キロ以上、スピードアップしてもおかしくない素材ではないだろうか。

 打撃は投手よりも完成度があり、スイング軌道を見てもロスがなく、ボールをとらえるセンスも悪くない。何より良いのは初球からどんどん振っていける姿勢だ。「甲子園では初球からどんどん振っていく二松学舎附さんのスタイルに惹かれて進学しました」と語るように、殆どの打席で初球から振っていき、しっかりとコンタクトできる。

 3,4年後、しっかりと育成したときの完成系のスケールは末恐ろしいものを持った逸材なのである。

 今後の試合へ向けて秋広はこう語った。
「多くの記事に僕を取り上げさせていただいており、とてもありがたいことです。それに見合った成果はまだ出せていないと思うので、これからも投打で修正して臨んでいきたいです」

 甲子園はないが、2年ぶりの東東京を制するためには秋広の投打の成長がカギを握っているといっても過言ではない。

(記事=河嶋 宗一

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プロフィール

河嶋宗一
編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 編集長であり、ドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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