第215回 【逸材レポート】米山魁乙(昌平)「まだ底が見えない埼玉ナンバーワンサウスポー」2019年07月21日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

米山魁乙(昌平)

 プロのスカウトから高い注目を浴びる米山。魅力は何か?と聞かれたら、球速表示以上を感じさせるストレートだろう。投げる試合のほとんどが常時130キロ後半。145キロを投げる左腕ではない。それでも唸りをあげるようなストレートは健在だった。坂戸戦の7回表に登板した米山。いきなり三振に打ち取る。この試合、120キロ台のスライダーは2,3球のみ。それ以外は直球という一本勝負だった。

 坂戸の打者はストレートと分っていて振りに行く。それでも打者は振り遅れのファールや内野ゴロが精いっぱい。そして9回表にはギアを上げて、140キロを5球計測。最後の打者も当てただけの右飛。圧巻の3回4奪三振のピッチングで、ベスト16進出を決めた。

 春と比べると、140キロを超えることが多くなり、着実にレベルアップしている様子が見られる。また130キロ後半で微妙にカット気味に動くストレートも見られた。これが右打者の内角にうまくスライドしていくので、‍厄介な球種だ。

 米山の投球は相手チームごとに配球パターンを変える。直球で押すこともあれば、変化球をしっかりと混ぜることもある。ここまで見せる米山はどちらかというと、直球で押すことが多い。まだ底が見えないのだ。

 果たして、春日部共栄花咲徳栄と対戦した時、どんな投球を見せるのか。

 その対戦が実現した時、米山の真価が問われるといっていいだろう。


文=河嶋 宗一

【 試合展開はこちら 】

関連記事はこちらから
◆大会日程・応援メッセージ【試合経過】八千代松陰vs専大松戸
まさかの敗退、専大松戸。卒業生の現役プロ・原嵩や上沢らの最後の夏を振り返る
千葉大会展望 令和最初の戦国千葉を制するのは?

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
第1090回 高校1年秋の時点で通算21本塁打。大型外野手・吉野創士(昌平)の完成形は鈴木誠也だ 【2019年インタビュー】
第1074回 鮮烈デビューから1年。埼玉を代表するスラッガー・渡邉 翔大(昌平)が目指す道【前編】 【2019年インタビュー】
第1075回 ホームランだけではなく、勝利のために局面に応じた打撃を 渡邉 翔大(昌平)【後編】 【2019年インタビュー】
第1044回 埼玉ナンバーワン左腕・米山魁乙(昌平)が勝てる投手になるために取り組んだこと 【2019年インタビュー】
西武台vs昌平【埼玉県 2019年秋の大会 埼玉県大会】
第223回 森木、笹倉、徳丸など地方大会で躍動した23名のスーパー1年生たち【ドラフト特集コラム】
第937回 【埼玉大会総括】花咲徳栄5連覇達成!2019年夏を熱くした埼玉の強豪たち【大会展望・総括コラム】
春日部共栄vs昌平【埼玉県 2019年夏の大会 第101回選手権埼玉大会】
昌平vs聖望学園【埼玉県 2019年夏の大会 第101回選手権埼玉大会】
昌平vs坂戸【埼玉県 2019年夏の大会 第101回選手権埼玉大会】
昌平vs草加東【埼玉県 2019年夏の大会 第101回選手権埼玉大会】
第641回 若いチームを3年生が引っ張る!昌平の上級生は何が凄い!?昌平(埼玉)【後編】【野球部訪問】
第640回 知識と技術の引き出しを増やし、黒坂流で悲願の甲子園を目指す!昌平(埼玉)【前編】【野球部訪問】
第1005回 キーワードは「立ち・フリック・タイミング」!米山魁乙(昌平)は切れ味を武器に全国の扉をこじ開ける!【後編】 【2019年インタビュー】
第200回 この春、急浮上!夏にブレイクに期待がかかる2年生の逸材たち【ドラフト特集コラム】
米山 魁乙(昌平) 【選手名鑑】
昌平 【高校別データ】

プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム