第215回 【逸材レポート】横山陸人(専大松戸)「貫き続けたストレートのレベルアップ。だからこそ今の立ち位置がある」2019年07月20日

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【目次】
[1]2年春から右肩上がりに成長
[2]左打者に打たれるのはある意味、必要なステップ それを乗り越えることができるか?

 全国トップクラスの右サイドハンド・横山 陸人専大松戸)の夏が終わりを告げた。最速148キロの速球、130キロを超えるスライダーと1つ1つの球種は超高校級だ。そんな横山の成長を振り返りつつ、ピッチングを分析し、次のステージで活躍を誓う横山の今後の課題について述べていきたい。

2年春から右肩上がりに成長



市立松戸戦の横山陸人(専大松戸)

 見るたびに急成長する投手だった。今では懐かしい話だが、2年春の地区予選・市立松戸戦に登場した横山は右アンダースローだった。例年、右の本格派が多い専大松戸にしては珍しいタイプで、伸びのある110キロ台のストレートで5回まで9奪三振の快投だった。高橋 礼(福岡ソフトバンク)以来の本格派アンダースローになると思いきや春の県大会では腕の位置を上げていた。すると常時110キロ台だったのが、一気に130キロ台を記録するまでになっていたのだ。おそらく一時的なアンダースローだったと思うが、半月間でこれほど球速が変わる投手はあまり記憶にない。

 それ以降、横山は順調にレベルアップを続けた。2年秋は130キロ後半、そして今春ではストレートが140キロ台に達し、県大会、関東大会でも好投を続け、右サイドではトップクラスの評価を受けるまでになっていたのだ。特筆すべきはストレート。なんといっても打者よりで離し、回転数抜群のストレートは見ていて唸らされるものがある。この夏は最速148キロを計測し、高校生の右サイドでは昨年プロ入りした市川 悠太明徳義塾)レベルに達したといっていいだろう。

 しかし夏の千葉大会では苦しい投球が続いた。2回戦の日体大柏戦では初回に4点とられ、4回戦の八千代松陰戦ではいきなり先制本塁打を浴びてしまう。

 この夏の横山はらしさがみられなかった。横山といえば、回転数抜群のストレートを内外角に投げ分けしつつ、高めに力のあるストレートで圧倒する本格派の右サイド。しかし夏では高めに力のないボールがいったり、外角のベルトゾーンにストレートが集まってしまい痛打を浴びるシーンがみられた。横山を打ち込んだ日体大柏打線、八千代松陰打線は徹底した横山対策をしており、横山は春先に比べてアベレージ3キロ~5キロぐらい速くなり、ストレートそのものは格段にレベルアップしているものの、それでも対策をされると痛打を浴びてしまうものなのだ。

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専大松戸 【高校別データ】

プロフィール

河嶋宗一
編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 編集長であり、ドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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