佐々木・奥川らドラフト上位候補だけではなく、ブレイクに期待がかかる逸材投手リスト90名!
7月6日、全国各地で夏の大会がスタートする。今回は夏前に備えて、ドラフト徹底特集!3年生から1年生までの逸材を紹介していく。まず逸材投手が揃う3年生投手を紹介したい。
~BIG5特集~も併せて読む!
6月12日(水)昼12時配信…井上広輝(日大三)は男気溢れる豪腕だ!背負える大エースへ!
6月13日(木)昼12時配信…西純矢(創志学園) 厳しいマークを乗り越え、昨年より進化したピッチングを
6月14日(金)昼12時配信…及川雅貴(横浜)復活・覚醒をかけたモデルチェンジ
6月15日(土)昼12時配信…奥川恭伸(星稜)高校生レベルを超越したテクニシャンピッチャー
6月16日(日)昼12時配信…佐々木朗希(大船渡)令和元年の至宝!この夏、全国と世界へ羽ばたけ
急成長する宮城大弥、飯島一徹
急浮上してきた宮城大弥投手(興南)
■注目投手リスト その1
特A 佐々木朗希(大船渡)
特A 奥川恭伸(星稜)
A 井上広輝(日大三)
A 及川雅貴(横浜)
A 西純矢(創志学園)
A 宮城大弥(興南)
このリストに入った選手はほぼ上位指名を期待したい投手。佐々木は研修合宿で最速163キロを計測するなど六者空振り三振を奪う。スピードガンを測っていたスカウトから驚嘆の声が聞かれ、評価はドラフト1位で固まった雰囲気だった。とにかく佐々木は怪我することなく、蓄積疲労を残すことなく、ドラフトを迎えることができるか。
奥川はピッチングのレベルが桁違い。全国トップクラスの強力打線・東海大相模に対し、高速フォークを投げず、ストレートと縦スライダーのコンビネーションで12三振を奪ったピッチングは圧巻。夏へ向けて強度を挙げていければいい投手だろう。
井上は春の都大会で140キロ後半を計測するなど仕上がりはまずまず。夏の大会では強豪校相手のピッチングで見極めをしていきたい。
及川はフォームを修正し、センバツの不調から脱しつつある。香川遠征では145キロ以上を何度も計測するなど勢いを取り戻しつつある。
西はどの試合でも145,6キロを計測しているが、まだ出力は抑え気味。本領発揮は夏になるだろう。
宮城はこの春で大きく評価をあげた。九州大会の神村学園戦では平均球速7イニングで141.83キロを計測。九州大会では自己最速の148キロを計測するなど、26イニングで41奪三振の快投を披露。投げる直前に縦横のスライダーを投げ分ける器用なピッチングで評価を大きく上げている。変化球の種類も多く、引き出しも多さも考えれば、上位候補に上がっていてもおかしくない投手だ。
ツーシームが最大の武器である飯島一徹投手(東農大三)
■注目投手リスト その2
BA 飯島 一徹(東農大三)
BA 横山 陸人(専大松戸)
BA 鈴木寛人(霞ヶ浦)
BA 岩本大地(石岡第一)
BA 岡林 勇希(菰野)
BA 飯塚脩人(習志野)
BA 18133(和歌山東)
BA 浅田 将汰(有明)
BA 大畑 蓮(明豊)
センバツ、春の大会で急速に評価を挙げている投手。飯島は県大会の花咲徳栄戦で5失点完投。9回まで140キロ台を計測し、切れ味鋭いツーシーム、スライダーを投げ分ける投球は絶品だった。また、横山も右サイドから140キロ前半の速球と切れ味鋭いスライダーを投げ分ける投球は安定感抜群。鈴木は好調時のストレートは絶品。激戦区の茨城を勝ち抜くことはできるか。
岩本は上背がそれほどあるわけではないが、140キロ前半のストレートは回転数抜群。さらにシンカー気味に落ちるチェンジアップ、切れ味鋭いスライダーと、ピッチングのクオリティは今年の高校生でもトップクラス。近年は170センチ前半でも、それを補うクオリティがあれば指名される傾向となっているが、岩本もその可能性を秘めた投手だろう。
岡林は東海大会のピッチングは140キロ後半の速球は威力抜群でスライダーの切れも素晴らしい。1年1年、ピッチングの精度が高まっており、スキがなくなってきた。飯塚はロングリリーフでも平均球速140キロ台を計測。フォームが横回転で速球派のスライダー投手といえば、柿木蓮(大阪桐蔭-北海道日本ハム)を思い出すが柿木よりの同時期よりもストレートの勢いはある。さらに評価を高めることができるか。
落合はこの春から急速的に評価を高めている。横回転気味のフォームから繰り出す140キロ後半のストレートは威力抜群。ただ強豪校と対戦すると失点が多いのが懸念材料。それを補うほどの素材であり、夏では激戦区・和歌山を勝ち抜く投球術を身につけることができるか。
浅田は春の九州予選でも1安打19奪三振の快投。先発でも145キロ前後の速球を投げ込んでおり、評価を高めている。
大畑は体の使い方が抜群によく、縦回転で投げ込む140キロ前半のストレートは絶品。大きな欠点がないので、数年後には140キロ後半~150キロ前半のストレートで空振りを奪う姿が想像できる榊原翼タイプ(オリックス)。
[page_break:まだまだいるぞ!注目投手!]まだまだいるぞ!注目投手!
北海道で見つけた逸材・石澤大和投手(網走南ヶ丘)
続いて夏へ向けて注目投手リストを紹介したい。この春は140キロ前半のストレートと130キロ台のスライダーを投げ込んだ石澤大和(網走南ヶ丘)、常時140キロ台の速球で圧倒する鍵翔太、松本凌人の神戸国際大付の速球派右腕コンビなど、春に活躍する投手が多く、リストとして追加させていただいた。
下記リストから一気にBAランク、Aランクに挙がる投手がいてもおかしくないし、ぜひそういう成長を魅せて、高いステージを切り開く夏にしてほしい。
■注目投手リスト その3
石澤大和(網走南ヶ丘)
小林珠維(東海大札幌)
岩田永遠(北海)
堀田 賢慎(青森山田)
西舘 勇陽(花巻東)
篠田 怜汰(羽黒)
渡辺拓海(酒田南)
村上 椋音(東日本国際大昌平)
横山 凌(学法石川)
福浦太陽(霞ヶ浦)
井上 温大(前橋商)
米山 魁乙(昌平)
村田賢一(春日部共栄)
関口航汰(熊谷商)
由良 一翔(小金)
根本 太一(木更津総合)
渡邉倫太朗 (三浦学苑)
谷村 然(桐光学園)
廣澤優(日大三)
仲亀烈太(都立文京)
細野 晴希(東亜学園)
渡邊 充(工学院大附)
佐藤一磨(横浜隼人)
武富 陸(日大藤沢)
栗田 和斗(知徳)
市川大晴(常葉橘)
山田 紘太郎(西尾東)
安藤 大斗(小牧南)
磯貝 和賢(中部大一)
前佑囲斗(津田学園)
北畑 令央(佐久長聖)
米田 武琉(鵬学園)
重吉 翼(日本航空石川)
小林 勇仁(福井商)
玉村 昇悟(丹生)
吉田力聖(光泉)
清水大成(履正社)
上田大河(大商大高)
坪井悠太(大阪偕星学園)
藤本竜輝(社)
林直人(報徳学園)
鍵翔太(神戸国際大附)
松本凌人(神戸国際大附)
小林 彪希(東洋大姫路)
照峰賢也(姫路南)
池田陽佑(智弁和歌山)
谷岡颯太(武田)
河野佳(広島広陵)
石原勇輝(広島広陵)
森勝哉(広島広陵)
加茂 優太(藤井学園寒川)
黒河竜司(英明)
村上滉典(今治西)
西舘 昂汰(筑陽学園)
下村海翔(九州国際大付)
武内 未来(真颯館)
﨑村太陽(秀岳館)
翁長 佳辰(日本文理大附)
日高翔太(大分工)
山科颯太郎(九州文化学園)
川島 隆志(宮崎第一)
小峯 新陸(鹿児島城西)
国吉 吹(沖縄水産)
上原一帆(沖縄水産)
金城洸汰(北山)
文=河嶋 宗一