第205回 【BIG5特集】佐々木朗希(大船渡)令和元年の至宝!この夏、全国と世界へ羽ばたけ2019年06月16日

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【目次】
[1]球速よりも完成度の高いピッチングを求めて欲しい

[2]世界最速を狙うのは、しっかりと負荷を耐えうる肉体になってからでも遅くはない

2019年度の高校生投手『BIG5』はズバリこの選手だ!
佐々木 朗希大船渡
奥川 恭伸星稜
西 純矢創志学園
及川 雅貴横浜
井上 広輝日大三

 高校野球ドットコムでは、2019年度のBIG5ピッチャーたちの大会直前の仕上がり状況や、夏に向けての歩みを5日間連続でレポート!
 最終回となる第五弾は、佐々木 朗希大船渡)だ!高校日本代表研修合宿では163キロを記録し、今最も注目を浴びている高校球児であろう佐々木。その凄みを改めて考察していこう。

球速よりも完成度の高いピッチングを求めて欲しい



高校日本代表研修合宿での佐々木朗希(大船渡)

 日本球界が誇る大谷 翔平。大谷の枕詞として、二刀流以外では、「球界の宝」という言葉が盛んに聞かれる。それだけの希少価値が高い選手であり、実際に大谷は規格外のパフォーマンスを発揮してきた。

 今年から10年、20年、その言葉が聞かれそうなのが佐々木 朗希である。佐々木に対して、「令和の怪物」と聞かれるが、「令和元年の至宝」という言葉が正しいかもしれない。

 というのは、昨今の報道を見ると、大船渡側は佐々木を管理し、しっかりと才能を守っていることが分かるからだ。佐々木が何キロ投げるよりも、佐々木は無事に投げることができるか。無事に夏を迎えることができるか。その視点で注目されている。

 佐々木が今年登板した登板の中でフルスロットルで投球をしたのは研修合宿だろう。あの佐々木は凄まじいものがあった。ドットコムのガンでは最遅が148キロで、最速154キロ、一部のスカウトのガンでは最速163キロを計測したが、見たことがないストレートの速さだった。130キロを超えるスライダー、フォークの切れ味も高校生の域を超えていた。

 ただ1つの危惧していたのは人並み外れた速球を投げるだけに故障のリスクがあること。佐々木、及川の実力は?研修合宿に参加した投手14名を徹底考察!【東日本編】ではこのように指摘した。
 「佐々木の場合、並外れた速球を投げる分、負担も比例して上がってくる。165キロ、170キロという声もあるが、そこにこだわって出力を高めすぎると、故障のリスクはさらに高くなる。

 佐々木は7割〜8割の出力で、完成度の高いピッチングをするべきではないか。佐々木に求めたいのは165キロではなく、程よい出力で、少ない球数で、抑える投球術を身に付けること。ファン、メディアからすれば物足りなさは感じるだろう。しかしそれが佐々木の才能を守り、強豪校相手にも抑えられる投手になるために大事なスキルといえる。

【次のページ】 世界最速を狙うのは、しっかりと負荷を耐えうる肉体になってからでも遅くはない

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井上 広輝(日大三) 【選手名鑑】
大谷 翔平(花巻東) 【選手名鑑】
奥川 恭伸(星稜) 【選手名鑑】
及川 雅貴(横浜) 【選手名鑑】
佐々木 朗希(大船渡) 【選手名鑑】
西 純矢(創志学園) 【選手名鑑】
大船渡 【高校別データ】

プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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