目次

[1]衝撃の甲子園デビュー

[2]常に勝てるピッチングを

 2019年度の高校生投手『BIG5』はズバリこの選手だ!
佐々木 朗希大船渡
奥川 恭伸星稜
西 純矢創志学園
及川 雅貴横浜
井上 広輝日大三

 高校野球ドットコムでは、2019年度のBIG5ピッチャーたちの大会直前の仕上がり状況や、夏に向けての歩みを5日間連続でレポート!
第二弾は、西 純矢創志学園)だ!昨年、甲子園を熱狂させた西は、今夏はどんなピッチングを見せてくれるだろうか。

衝撃の甲子園デビュー


 1年生のときから145キロ前後の速球を投げ込み話題となっていた西。2年夏にじっくりと見た時、実にテクニカルなピッチャーだと感じた。

 尊敬する前田 健太のような投球フォームから常時140キロ前半〜145キロの速球は伸びがあり、さらに120キロ後半の縦スライダーは対戦した打者いわく「視界から消えます」と表現するほどの切れ味。甲子園デビューとなった創成館戦では無四球完封勝利。速球と変化球のコンビネーションが抜群によかった。さらにピッチングとともにガッツポーズも話題となった。

常に勝てるピッチングを



西純矢(創志学園)

 秋も春のピッチングをみても、やはり今年の世代の中でもずば抜けた投手だと感じさせたが、ただこの春の西はあまり出力を出していない。春先の練習試合では140キロ後半の速球を投げ込んでいたが、研修合宿では、146キロ。その後の招待試合でも145キロ程度なので、あまり出力を出すことなく、ピッチングを続けてきた。

 本人は制球力重視のピッチングをしようと心がけて、ただ全力投球で投げていた2年生の頃と比べるとだいぶ落ち着きが出たように感じる。

 制球力重視のピッチングをして、常時140キロ前半・145キロを叩き出せるところに昨年からの進化が感じられるのではないだろうか。

 西に求められるのは、瞬間的にすごい投球ではなく、いつでも勝てる投球ができること。ストレートが走っていなくても、相手打者の弱点を突いて、最低限のピッチングを見せること。

 夏になれば、3年前の先輩である髙田 萌生(現・巨人)のように150キロ台の速球も期待できるが、そうではなく、今のピッチングスタイルをベースにして、さらにブラッシュアップを期待した投球を期待したい。

 創志学園は秋は3位からの出場。秋では結構打ち込まれた試合もあったように、今年の岡山は好投手を攻略する打力を持ったチームが多い。その厳しいマークを乗り越え、再び夏の聖地に戻ることができるか注目していきたい。

文=河嶋 宗一

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