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第191回 02年世代は野手豊作世代だ!プロ入りした先輩たちを凌駕する可能性を持ったスラッガーとショートストップたち【前編】2018年12月07日

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【目次】
[1]02年生まれを牽引する注目スラッガー陣
[2]逸材豊富のショート

 2020年には高校3年生となる現在の高校1年生たち。02年生まれとなるこの世代は清宮 幸太郎など数多くのスラッガーを輩出した99年生まれに匹敵する野手豊作世代だと主張したい。個人的には来年の世界ワールドカップについては、1年生野手を多めに入れてもいいのでは?と思わせるぐらい、レベルが高い布陣なのだ。

 今回は前編・後編に分けて紹介していきたい。まずはスラッガー・逸材ショート編だ。

02年生まれを牽引する注目スラッガー陣



(左から)井上朋也、西川僚祐、杉崎成、山村 崇嘉

 スラッガータイプのトップだと、西川 僚祐東海大相模)だろう。現在、高校通算30本塁打。これは清宮が1年秋に記録した22本塁打を上回る。佐倉シニア時代は主将を務め、ジャイアンツカップ決勝戦で本塁打を放った。ここまで順調に数字を伸ばしていると言えるだろう。入学前、ひじの状態が良くなかったが、秋の大会を見る限り、レフトからのバックホームは強肩と呼べるものがあった。

 また、西川とともに注目されている山村 崇嘉東海大相模)は1年生ながら名門の4番を打つ。武蔵府中シニア時代は侍U-15代表を経験。投手としての能力も高い山村は、夏の北神奈川大会でも登板している。ただ投手としてよりも、ボールの合わせ方がうまい打撃を存分に生かした方が良い選手だろう。

 甲子園デビューを飾った井上 朋也花咲徳栄)は、対応力、長打力ともに抜群のスラッガー。1年生にしては逃げる変化球は見極めるのがうまく、ストライクゾーンに入った変化球は流し打つ巧さがある。北海道日本ハムから2位指名を受けた野村 佑希の1年秋よりもずっと上であり、何より野村も絶賛する勝負強さがある。2年たてば、誰もが頼りにするようなスラッガーへ成長するのではないだろうか。

 遠くへ飛ばすことに関しては杉崎 成東海大菅生)がずば抜けている。この秋の都大会まで高校通算20本塁打を記録。和田一浩のようなオープンスタンスから、ヘッドの重みを利かせたスイングでボールをとらえた打球は広角に本塁打を狙える。
 11月5日に行われた東京代表のセレクションでは、木製バットながらフェンス際まで飛ばす長打を放っている。

 まだ本塁打数こそ少ないが、秋広 優人二松学舎大附)は198センチの大型スラッガー。本人は中距離打者と話しているように、弾道が低いが、この2年で打球に角度がついて、コンタクト能力も高まれば、本塁打量産が期待できる。また198センチの長身にして、小顔で、動きもスマート。人気選手になりそうな予感がある。



左から小深田大地、西野力矢、来田涼斗

 近畿地区では小深田 大地履正社)、西野 力矢大阪桐蔭)の2人だろう。中学時代にはNOMOジャパンを経験している小深田。大阪大会では東海大仰星戦でサヨナラ本塁打、大阪桐蔭戦でも本塁打を放つなど、近畿大会準々決勝終了時点で高校通算9本塁打。さらに量産が期待できる左のスラッガーで安田 尚憲タイプである。

 西野は高校通算10本塁打。180センチ90キロと、近年の大阪桐蔭にはいない体型をしたスラッガーで、パワフルな打撃、キャラクターといい2013年度の4番打者・近田 拓矢を思い出させる選手だ。

 来田 涼斗明石商)は本物の柳田悠岐2世。179センチ79キロとがっしり体型をしており、走っている姿はバネの強さを感じさせるアスリート型。智辯和歌山戦では高校通算14号本塁打を放った。スイング軌道を見ると、かち上げスイングを意識しており、捉える打球を見ても角度があり、一打席を見てこれほどワクワクさせるスイング、打球を打てる1年生はそうはいない。

 俊足でさらにシートノックを見ても強肩。藤原 恭大の1年秋と比較しても上回っているのでは?と思わせるパフォーマンスを見せてくれる。高い身体能力ゆえ、怖いのはケガ。ケガに強くなり、残り2年間で走攻守のパフォーマンスをしっかりとレベルアップさせていけば、ドラフト1位級の評価を受ける人材になるかもしれない。それぐらい志を高く持ってやってほしい。

【次のページ】 逸材豊富のショート

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プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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