目次

[1]ミレニアム世代のビッグ3はこの3人だ!
[2]ひいき球団に加えておきたい右腕・左腕たち
[3]地方にぞくぞくいる速球派投手たち

 ドラフトで大事なのは選手をカテゴライズすることである。基本的なのは
・右投手
・左投手
ここから身長、投球フォームで分けていくともっと見方が深まるが、現状は右、左 の2タイプで分けたほうが理解が深まるだろう。今回、ドラフト候補に挙がる投手を紹介していこう。

ミレニアム世代のビッグ3はこの3人だ!


 まずは右の本格派でトップクラスの投手を紹介していこう。

 トップクラスの投手は3位以内に消えていてもおかしくない投手である。

 右投手でトップクラスなのは吉田 輝星金足農)、渡邉 勇太朗浦和学院)、引地 秀一郎倉敷商)の3人だろう。
 吉田はプロか大学かで揺れていたが、10月10日にプロ志望を表明した(第770回 吉田輝星(金足農業)がプロ志望!プロ志望の決め手は「全国大会で自信をつけたこと」)。中泉監督はこの日の取材で、「志望が決まったので、9球団から調査書がきております」と多くの球団が指名候補として調査を始めており、戦略が練り直されている状況である。実際に吉田はその価値がある投手だ。下半身主導で、トップスピンが欠けられるフォームから繰り出す直球の最速は152キロまで伸び、スライダー、スプリット、そして国体後から磨いているカーブと変化球の精度も高まった。さらに、フィールディング、けん制もハイレベルで、間の取り方が絶妙。日本人投手として理想的なスキルが備わっているのが吉田なのである。

 そして投げると、一気に味方をつけるような雰囲気。ほかの投手にはなく、なかなか得られないようなスター性を持った投手であり、エンタメ性も重要なプロ野球にとってドラフト1位候補に挙がるのは当然である。

 渡邉は大谷 翔平のフォームをまねて、急成長を見せた。189センチの長身から繰り出す直球は好調時は140キロ後半を計測。140キロ近いツーシーム、キレのあるスライダー、フォーク、カーブといずれも精度が高く、将来の先発ローテーション候補としてこれ以上ない素材だ。この1、2年で大学・社会人の選手に負けない体の厚みが出てくれば、常時150キロが期待できる投手となるだろう。

 引地はこの1年で、実戦力が大きく上がった。もともと150キロを投げられるポテンシャルの高さがあったが、制球力が粗かった。しかし夏にかけて制球力、変化球の精度が格段とレベルアップ。150キロ前後の速球、キレのあるスライダー、落差鋭いカーブ、フォークを投げ分け、岡山大会で24イニングを投げ、24奪三振、5失点の快投を見せた。