第69回 加藤拓也、山岡泰輔、佐々木千隼のドラフト1位トリオが球児へアドバイス!2016年10月23日
【目次】
[1]広島1位の加藤拓也投手がアドバイス!
[2]オリックス1位の山岡・ロッテ1位の佐々木が高校球児へメッセージ!
加藤拓也、山岡泰輔、佐々木千隼のドラフト1位トリオが球児へアドバイス!

加藤拓也(慶応大)
ドラフト1位指名選手は、多くのプレイヤーにとって憧れ。今回は広島東洋カープ1位の加藤 拓也投手、千葉ロッテマリーンズドラフト1位の佐々木 千隼投手、オリックスバファローズ1位の山岡 泰輔投手に球児へアドバイスをいただいた。
■広島1位の加藤拓也投手から球児へメッセージ!
最速153キロのストレートと縦横の変化球を武器に東京六大学通算22勝。さらにラストシーズンとなったこの秋には、ノーヒットノーランも達成している。加藤投手は、相手投手に負けないために、自分の個性を出すためのトレーニングを重ねてきた。そんな加藤選手のアドバイスもまた具体性のあるメッセージだった。
変わろうとしなければ現状は打破できない。
「まず、上達するために自分が変化することを恐れないでほしいですね。現状を打破するには、それがフォームであってもメンタルであっても、変わらなければならないので。ただし、安易に変わろうとするのはNGです。変わる時は、それなりの根拠を持つ必要があるでしょう。また、変化した結果、失敗することもあります。それでも、変わらなければ、それが失敗だったとはわからない。たとえ失敗であっても、一歩、前に進んだのだと思ってください。
今はスマホがあって、ちょっと検索すれば野球に関する情報が入ってきますし、技術的な答えも見つかります。僕もスマホをいじることはありますが、″こうすべき″というのは、あくまでも発信者の考えであって、自分の″現在地″にはマッチしないことが多い。そもそも自分に合った技術的な答えは、そう簡単に見つかりません。高校野球は約2年4か月程度と限られていますが、焦って答えを見つけようとはせず、地道により良い方向を見出して行ってください」
加藤投手のフォームは野球を見ている人からすれば、とても個性的で荒削りなフォームである。しかしそれでも活躍できるのは、周りに流されず、決してぶれない姿勢にあるといえる。良い意味で我の強さを持った選手。現役引退した黒田 博樹に似たマインドを持った投手ともいえる。
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- 副編集長 河嶋 宗一
- 出身地:千葉県
- ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
- ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
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