目次

[1]金久保、山口など下級生から活躍してきた好投手が世代を引っ張る存在になるか?
[2]150キロ近い速球を投げ込む岡林、最速146キロ右腕・柳原に注目

 野手豊作年としてピックアップしたが、一方、投手はどうなのかというと、潜在能力が高い投手は多い。昨年と比べると下級生から話題になっていた投手は少ないが、1年でどれだけ本物になれるかに注目だ。

金久保、山口など下級生から活躍してきた好投手が世代を引っ張る存在になるか?

金久保 優斗(東海大市原望洋)

 来年の高校生投手を代表する好投手は金久保 優斗(東海大市原望洋)、石川 翔青藍泰斗)、古屋敷 匠真八戸工大一)、山口 翔熊本工)だ。金久保は最速146キロのストレート、キレのあるスライダーを投げ分ける好右腕。県大会では優勝に貢献しており、関東大会でも安定したピッチングが期待される。

 石川は県大会3位決定戦で敗れ関東大会出場はならなかったが、それでも145キロ前後の速球には伸びがあり、角度のあるカーブのコンビネーションが嵌ったときは簡単には打たれない。栃木県は全国レベルの強豪が多いだけに、その相手を封じ込める球速、変化球、投球術を身に付けたとき、一躍、ドラフト上位候補に躍り出る可能性を持っている。

 また山口 翔は、夏の熊本大会秀岳館相手に好投を披露。惜しくも敗れたが今後に期待を持たせる投球内容であった。そして今秋は最速149キロを計測。まだまだ体格を見ると細身だがその分、一冬で体ができれば、150キロを計測する可能性は十二分に持っている。

 古屋敷 匠真は最速147キロのストレートと曲りが鋭いスライダーを武器にする本格派右腕。全国的に見ても能力の高さはトップクラスだ。だが県大会初戦で八戸学院光星に敗れ、センバツは厳しくなった。対戦した八戸学院光星の仲井 宗基監督は「古屋敷君は素晴らしい球を投げますが、配球を見ると読みやすいですし、コントロールに甘さがある。そこを選手たちがうまく打ったと思います」と語るように、相手に狙い球を絞らせない投球ができるかが重要となる。

 その他に北から見ていくと、140キロ前半の速球を投げる好左腕・長谷川 拓帆仙台育英)、この夏の甲子園で、140キロ前半の速球とフォークで強打の花咲徳栄に立ち向かった藤井 黎來大曲工)、最速145キロ右腕・吉住 晴斗鶴岡東)はさらに駆け引きを学んでいきたいところ。