目次

[1]先生の話も生かして暗記することも方法の1つ
[2]理解、納得、そして反復をもって取り組むことが大切


 木更津総合習志野専大松戸など私立、公立関係なく実力あるチームが揃い、全国でも有数の激戦区として知られる千葉県。毎年、夏の大会になると熾烈な戦いが繰り広げられ、多くの野球ファンから注目されている。

 そんな千葉県で、他校と一線を画すように文武両道を貫いているのが県立船橋だ。

 偏差値70台で、部活動の1つにはクイズ研究会部が存在し、テレビ番組にも出演することがあるほど有名な学校として知られている。

 野球部も、2021年の春季大会でベスト4。学校として57年ぶりの戦果を挙げると、夏の大会も勢いそのままに5回戦に進出。21年ぶりとなる16強入りとなり、高水準で文武両道を成立させていることを周りに示すことができた。

 今回は千葉県屈指の進学校、そして文武両道を貫く県立船橋の野球部を取材した。いかにして「文武」を両立させているのか。文系、そして理系それぞれを得意としている選手にチームを代表して話を聞いた。

文系担当:堀部康平内野手(2年)=主将
理系担当:佐々木遼外野手(2年)

先生の話も生かして暗記することも方法の1つ


 文系を得意としている主将の堀部に文武両道をいかにして成立させているのか。また、その勉強方法について聞いた。

――授業を聞く上でのコツを教えてください
堀部康平(以下、堀部):黒板には書きませんが、先生の話で大事なことがあればメモを取るようにしています。もちろんノートをしっかりとることは大事ですが、そういった受動的な聞き方は、どうしても飽きてしまうと思うんです。だから、ポイントになりそうなところを聞き逃さないように、探し出す感じで参加するようにしています。

――ノートの取り方に関して、工夫していることはありますか
堀部:関係図や図式を書いて整理をしたり、現代文だったら色分けも自分なりにやっています。主張が同じ部分と、そうでない部分を分かりやすくするためです。あとは、先生の話を聞いていて大事だと思ったことは、ノートにメモを取ってから四角で囲っています。それで黒板の内容と見分けられるようにしています。

――実際に先生の話が勉強の時に生きる瞬間はあるんでしょうか
堀部:あると思います。実際、テスト前になってノートを見返して思い出す時にきっかけになるのは、授業の内容よりも、先生が話した雑談のケースもあります。主体的に授業を聞くためだけではなく、授業内容を思い出すきっかけにするためにも、話してくれたポイントをメモすることは大事だと思います。



堀部康平主将の現代文のノート

――1日をどのように使っていますか
堀部:7:20より朝練が始まりますので、5:00ごろには起床して、6:00から学校へ移動します。帰宅は授業が終わって放課後の練習をしてからだと、20:00くらいになります。
寝るのは23:00ごろなので、家で過ごす時間は3時間です。その間に、食事とお風呂もあるので、周りと比べても勉強する時間はほとんどないです。宿題や小テストの勉強といった最低限の勉強はしますが、本格的に勉強をするのは試験前になってしまいますが、それが逆にプラスになっていると思います。

――具体的にどの部分でプラスになっているのでしょうか
堀部:勉強に使える時間に限りがあるからこそ、いろんなことをやるのは難しいので、時間をどう使うのか。効率だったり、質の高さだったり、集中力という部分は強みだと思っています。その力が同時に、野球においても集中力や練習の効率化などを考えるには生かせる部分だと思っています。

――将来、どんな仕事に就きたいと思っていますか
堀部:大学で学んだことや英語を生かしながら人の役に立てるような仕事に就ければと思っています。一番はそういったことを学べる環境のある大学に行ければと思っています。


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