[1]ノートは見開き1ページを使う
[2]授業、基本を大事に
今秋の奈良県大会で3位に入り、センバツの21世紀枠推薦校に選ばれた畝傍。県内屈指の進学校として知られており、昨年度は京大や阪大をはじめ、233人の国公立大合格者を生み出している(過年度卒を含む)。
野球部員の約8割は塾に通っており、高いレベルでの文武両道を実践している。今回は秋の躍進の立役者となった太田 佑音投手(2年・文系)と根来 瑛捕手(2年・理系)の二人に学力を向上させるためのコツを聞いてみた。
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根来瑛(左)と太田佑音(右)
なぜ、畝傍高校に行こうと思ったのですか?
根来瑛選手(以下、根来)兄が畝傍高校で自分と同じように野球をしていました。それを見て自分も畝傍高校で野球をやりたいと思ったからです。
太田佑音選手(以下、太田)中学の同級生から「畝傍高校の体験入学に行ったけど、雰囲気が良かった」と聞いて、調べていくうちに自分もだんだん興味を持って、行きたいと思うようになりました。
野球と勉強の両立は大変ですか?
太田 僕はメチャクチャ大変です(笑)。
根来 僕もこれまで野球を主にやって来て、勉強は今、苦しいんですけど、これから両立できるように頑張っていきたいです。
頭の中での野球と勉強の比率は何対何くらいですか?
太田 7:3で野球です。
根来 僕も7:3で野球だと思います。

太田選手の古文のノート
ノートの取り方で大事にしていることはありますか?
太田 板書は絶対に書くんですけど、板書以外に先生のちょっとした話をメモ書きができるようなスペースはとっています。古文だと、上のページに教科書の本文を全部写して、他に単語の意味と助動詞の品詞分解と現代語訳を書いています。下のページに物語が成立した時期や自分が読んでわからなかった単語の意味と先生が話していた文法事項の注意を書けるように見開きの1ページを使っています。
根来 僕も太田君と同じで上のページに本文を書くんですけど、下のページには先生が現代語訳を言って下さるので、それを全部書いて授業を受けるようにしています。
それで役に立っていることはありますか?
太田 スペースをとることによって、書こうという気になります。
授業を聞くときに気をつけていることはありますか?
根来 例えば数学だったら先生が板書するんですけど、全部板書するのではなくて、自分に必要なところだけしっかり板書して、先生の話をしっかり聞くようにしています。
板書が必要なところとそうでないところを見分けるポイントはありますか?
根来 自分の得意不得意があるので、不得意なところはほとんど板書をとって、授業中は常に集中するつもりでいます。
太田選手は塾に通っていないそうですが、今後、通う予定はありますか?
太田 今のところは予定していないです。
根来選手はいつから塾に通っていますか?
根来 高校に入る前の春休みからです。中学から通っていた塾にそのまま通おうと思いました。