目次

[1]まずは今年のチームの戦力を徹底分析!
[2]走塁のキーマンと春へのポイント


松田 隆之介、伊藤 樹、中村 和寛

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 2年連続14回目の選抜出場を決めた仙台育英。宮城県大会、東北大会ともに投手陣を中心とした安定した守備に加えて、9試合中5試合が2桁得点という攻撃力で見事連覇を成し遂げた。出場32校の中でも屈指の戦力を持つ仙台育英の戦力を今回は見ていきたい。

【投手陣の中心】
伊藤 樹(秀光中)
松田 隆之介(黒松利府シニア)
古川 翼(秀光中)
中村 和寛(宮城臨空シニア)
小林 寛大(美里町立南郷中)

 「継投が有効だ」と考える須江航監督は複数投手を擁するが、エース格としてチームを背負うのは伊藤 樹になる。最速147キロを計測するストレートに合わせて、7つの変化球を自在に操る総合力が光る。昨秋の東北大会では準決勝・花巻東戦のみの登板となったが、4回からのロングリリーフで被安打4、奪三振4で無死四球という安定ある投球を見せた。

 一時期は不調でフォームを崩した時期もあったが、それをバネに成長し続けてきた。世代トップの好投手として選抜でアピールなるか。

 その伊藤とともに主力で活躍したのが松田と古川の2人だ。松田は東北大会の準決勝・花巻東戦を除く3試合すべてで登板し、防御率1.29という好成績。宮城県大会を含めても防御率1.80と言うピッチングだった。また昨秋の公式戦投球回20イニングに対して、奪三振25と高い奪三振能力に加えて、与四死球5と安定感もある。

 打者寄りで弾くようにリリースする古川は最速143キロを誇るサウスポー。東北大会の準決勝、決勝とともに先発を任されており、指揮官からの信頼も厚い。新2年生として選抜の舞台で活躍すれば注目度が増すのではないだろうか。

 この3人に加えて東北大会では中村、小林の両投手も登板。中村は185センチ86キロの大きな身体を活かしただダイナミックなフォームから角度を付けたボールは145キロを計測する真っすぐなどで相手打者を圧倒する。小林はコンパクトなフォームから安定した投球が光る技巧派だ。



岡田 大成、秋山 俊、吉野 蓮、八巻 真也

【攻撃陣の中心】
3番 中 秋山 俊(登別ビッグフラップオーシャン)
4番 一 吉野 蓮(宮城北部シニア)
6番 三 八巻 真也(秀光中)
7番 左 岡田 大成(淡路市立北淡中)

 小学生の時は北海道日本ハムファイターズジュニアにも選出されている秋山は、公式戦で唯一2本のホームランを放ち、チームトップの12打点をマーク。走っても50メートル6.1秒の快足に遠投100メートルと走攻守でトップレベルの実力を持つ。

 その後ろに座る4番・吉野の世代屈指のスラッガーとして高い注目を集める。打点は秋山に続く11打点をマーク。先日行われた大手前高松との練習試合では、なるホームランを放つなど好調ぶりが窺える。またマウンドに上がれば最速143キロを計測する剛腕であり、二刀流での活躍となるのかも注目される。

 さらに吉野とともに11打点を記録して東北大会連覇に貢献した八巻も、強烈なフルスイングから快音を響かせる。加えて公式戦打率.484を記録しており、ミート力も長けている。7番の岡田はバットを鋭く振り下ろして強烈な打球を飛ばす。県大会では4番に任されることもあり、油断ならないスラッガーだ。

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