全国レベルのアメフト部がある追手門学院。野球も新鋭になりうる存在に
追手門学院のスタメン・ベンチ入り情報
大阪府茨木市に所在する追手門学院(おうてもんがくいん)といえば、アメフト部が全国大会に出場の実績を持っており、そのアメフト部と女子ラグビー部、女子サッカー部は強化クラブに指定されるほどの実力がある。2020年で創立70周年を迎えた。
そんなアメフト部らに負けじと練習を重ねる野球部を牽引するのは主将の好井隼平(ショート)である。勝負強い打撃で得点によく絡んでくる好井だが、主将として内外野に対してポジショニングに対して的確な指示出し。
そしてベンチにいればチームメイトにも指摘の声を飛ばすなど、行動でチームをまとめる大黒柱として牽引。春先も主将として引っ張ることが期待されている。
左から福田隼大、好井隼平、吉竹晃成
■キーワードとなった凡事徹底
マネージャーを含めて2学年24名で活動をしている追手門学院。昨夏は2回戦で関大一に敗れたところから新チームがスタートした。その時に立てた目標が公式戦2勝。それと同時にスローガンとして、凡事徹底という言葉を掲げた。
グラウンドでの振る舞いはもちろんだが、普段の学校生活からでも凡事徹底への意識を高めている。
「自分たちは多くの方に応援してもらえるチームになりたいと思っているので、普段の学校生活から見つめ直して、礼儀や感謝の気持ちを忘れずに行動するように心がけています」
追手門学院の練習模様
■公式戦で2勝掴む!
吉竹晃成と井河祐磨のバッテリーを軸とした守備中心のチームを目指すが、「実力不足で課題が多かった」と発足時について好井主将はいう。
ノックを中心とした練習メニューで基礎的な部分を引き上げながら、守り勝つ野球、負けない野球を目指して練習を積み重ねてきた。
それでも秋季大会は初戦の関西創価に1対5で敗戦。公式戦2勝という目標は春以降に持ち越す形となった。総合的な力の差を痛感しながらも、手ごたえも同時に感じることのできた一戦だった。
追手門学院ナイン
「負けたことは悔しかったですが、成長と可能性を感じられました。試合中からチーム全員が勝つ姿勢を持って戦えたので面白かったですし、次は勝てるように上手くなりたいという気持ちにもなりました」
冬場に入り、技術向上はもちろんのこと、体重増加に力を入れ、食事とトレーニングを例年以上に取り入れるようにしてきた。目標であった公式戦2勝を掴むため、追手門学院は最後まで追い込み続ける。
(文=田中 裕毅)
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